青年団「阿房列車」「思い出せない夢のいくつか」が本日8月10日に福島・Rain Theatreで開幕した。
これは、現在開催中の「常磐線舞台芸術祭 2023」の1プログラム。
「阿房列車」開幕に際し平田は「『阿房列車』は、30年以上前に、初めて他の劇団のために書き下ろした作品です。今回、常磐線舞台芸術祭のために新たに書き換え、新演出での上演となりました。再演の予定はしばらくありません。多くのお客様に見ていただけると幸いです」とコメント。「阿房列車」出演者の
また「思い出せない夢のいくつか」について平田は「『思い出せない夢のいくつか』は、緑魔子さんのために書き下ろした短編戯曲です。常磐線舞台芸術祭の前半で『銀河鉄道の夜』をご覧いただいたお客様には、セットで見ていただくといっそう楽しみが増えるかと思います。もちろん、この作品だけでも十分に楽しめます。ぜひ、ご来場ください」とコメント。「思い出せない夢のいくつか」出演者の南風盛もえは「『思い出せない夢のいくつか』は、大人のための『銀河鉄道の夜』です。あの頃とはきっと違う宇宙の旅を、もちろん、今から大人になる皆さんも、是非ご一緒しましょう」と観客にメッセージを送った。田崎と南風盛のコメント全文は以下の通り。
上演時間は「阿房列車」が約1時間5分、「思い出せない夢のいくつか」が約1時間25分で、両作品の上演は8月12日まで。なお「常磐線舞台芸術祭 2023」は13日まで行われる。
なおステージナタリーでは、「常磐線舞台芸術祭 2023」の特集記事を展開中。フェスティバルコーディネーターの平田オリザ、実行委員の小松理虔、プロデューサーの鄭慶一が芸術祭への思いを語っている。田崎小春コメント
豊岡で稽古をしてから、常磐線舞台芸術祭のお手伝いをしに7月31日から福島に来ています。
来てから毎晩まるっとひとつ桃を食べてます。
昨日はついに食べず一日が終わるかと思いきや、夜中にお腹が空いて眠れなくなったのでやっぱりひとつ食べて寝ました。
先日は「銀河鉄道の夜」を観に、原ノ町から勿来まで常磐線の旅をたっぷり堪能しました。
窓の外の景色をぼーっと眺めたり、本を読んだり、松月堂で買った浮城というお菓子を食べてパイの部分をぽろぽろこぼしたりしながら電車に揺られました。
短い間ですがこの土地にたくさんお世話になっています。ありがとう、です。
その体で「阿房列車」がんばります。
とても好きな作品です、観にいらしてください。
南風盛もえコメント
「銀河鉄道の夜」が、主人公の少年が親友の死を経験し成長する物語だとしたら、成長し、大人になった私達が銀河鉄道に乗る夜は一体どんな物語になるのだろうと、想像します。昔も今も、夜汽車の窓からは星が見えるでしょう。
星は、大きすぎると重さに耐えられずに爆発し、小さいとだんだん冷めて燃え尽きてしまいます。そうやって宇宙の塵となっても、いつかまた集まって新しい星になり、燃えはじめます。星の一生はまるで、誰かへの思い、人の心の動きを表してるようだと、ハッとしました。
「思い出せない夢のいくつか」は、大人のための「銀河鉄道の夜」です。あの頃とはきっと違う宇宙の旅を、もちろん、今から大人になる皆さんも、是非ご一緒しましょう。
青年団「阿房列車」「思い出せない夢のいくつか」
2023年8月10日(木)~12日(土)
福島県 Rain Theatre
「阿房列車」
「思い出せない夢のいくつか」
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青年団 SEINENDAN @seinendan_org
【常磐線舞台芸術祭2023】
8/12(土)
阿房列車
→15:00開演
※上演時間:約65分
思い出せない夢のいくつか
→19:00開演
※上演時間:約75分
会場:Rain Theatre
受付開始/開場:開演の30分前
⚪︎本日の当日券情報
どちらとも、開演の30分前より会場受付にて販売いたしますhttps://t.co/D6gnwEaVE5 https://t.co/0CkYMQuyMj