初代国立劇場「妹背山婦女庭訓」10月公演に尾上菊五郎・中村時蔵・中村歌六ら

令和5年10月歌舞伎公演「『妹背山婦女庭訓』＜第二部＞」が、10月4日から26日まで東京・国立劇場 大劇場で上演される。

これは、“初代国立劇場さよなら特別公演”として、「妹背山婦女庭訓」を通しで上演する企画の後編。本公演では、「妹背山婦女庭訓」より、序幕「布留の社頭の場」「道行恋苧環」、二幕目「三笠山御殿の場」、大詰「三笠山奥殿の場」「同 入鹿誅伐の場」が上演される。藤原鎌足を尾上菊五郎、豆腐買おむらを中村時蔵、杉酒屋娘お三輪を尾上菊之助、漁師鱶七実ハ金輪五郎今国を中村芝翫、蘇我入鹿を中村歌六が勤める。チケットの一般販売は、9月13日10:00にスタート。

なお既報の通り、9月には「『妹背山婦女庭訓』＜第一部＞」として、序幕「春日野小松原の場」、二幕目「太宰館花渡しの場」、三幕目「吉野川の場」が披露される。9月公演には、太宰後室定高役で中村時蔵、蘇我入鹿役で坂東亀蔵、久我之助清舟役で中村萬太郎、采女の局役で坂東新悟、太宰息女雛鳥役で中村梅枝、そして大判事清澄役で尾上松緑が出演する。