映画「リバー、流れないでよ」岸田繁がヨーロッパ企画への思い語る、予告編も公開

ヨーロッパ企画によるオリジナル長編映画「リバー、流れないでよ」の予告編が公開された。

予告編には、“2分間がひたすらループする”現象に見舞われた人々の様子が、冬の京都・貴船の美しい景色と共に収められている。またこのたび、本作の主題歌「Smile」を提供した岸田繁（くるり）からコメントが到着。岸田は「ヨーロッパ企画さんとご一緒できること、とても嬉しく思います。なんだか遠いようで近いような、同じ時代の京都で試行錯誤した仲間のような気がしていました」と喜びを明かすと共に、「この一風変わった作品、ヨーロッパ企画さん的にはど真ん中の、京都らしさ溢れるクリエイティブさと笑いに溢れています。個性的な俳優さんたちは勿論、映像の美しさには目を見張るものがあります」と本作の見どころを語った。なお、岸田が楽曲提供した「Smile」は予告編にも使用されている。

映画「リバー、流れないでよ」は、原案・脚本を上田誠、監督・編集を山口淳太が手がけるタイムループコメディ。キャストには藤谷理子、永野宗典、角田貴志、酒井善史、諏訪雅、石田剛太、中川晴樹、土佐和成、鳥越裕貴、早織、本上まなみ、近藤芳正、友情出演の久保史緒里（乃木坂46）が名を連ねた。本作は、6月23日から東京・下北沢トリウッドほか全国で順次公開される。また6日には東京・ユーロライブで完成披露上映会が行われる。

岸田繁コメント

ヨーロッパ企画さんとご一緒できること、とても嬉しく思います。なんだか遠いようで近いような、同じ時代の京都で試行錯誤した仲間のような気がしていました。

貴船は近いようで遠い魅力的な土地だと思っています。京都に住んでいてもなかなか足を運ぶことは少ないですが、不思議な言い伝えに事欠かないミステリアスな場所であると同時に、自然豊かな良い場所ですね。

さて、この一風変わった作品、ヨーロッパ企画さん的にはど真ん中の、京都らしさ溢れるクリエイティブさと笑いに溢れています。個性的な俳優さんたちは勿論、映像の美しさには目を見張るものがあります。誰がこんなとこ気にすんねん、という極端なこだわりとアイデアの構築を感じているだけで、私はなんだかほっこりしてしまいます。

くるりの作品づくりへのこだわりは、少しヨーロッパ企画さんに似ているなあ、とそんなことを考えながら、今度はふじやさんでひとっ風呂浴びて、ぬる燗ちびちびやりながら雑炊でも食べに行きたいと思います。未来永劫を祈って。

令和5年5月

くるり 岸田繁