12月に開幕する
「インターネ島エクスプローラー」は、“冒険”をテーマにした
会見では、まずキャストが自身が演じる役柄について言及。石田は「アルピニストで冒険家を演じます。今回は冬の間のツアーとなりますが、風邪を引かずに乗り切りたいです!」、酒井は「理系でありながら冒険家、の役です。内なる宇宙を冒険しているタイプです(笑)」、諏訪は「世界を股にかける冒険家の役です。……そして僕は今、このコメントをノープランでしゃべるという冒険をしているのですが、冒険と死は隣り合わせだということを実感しています(笑)」、角田は「僕は北欧から来た冒険家ということで、まるでオーロラのように出たり出なかったりするかもしれません(笑)」、土佐は「インターネ島の伝説を知り、一攫千金を狙う冒険家です。俳優としても一攫千金を狙っているところはありますので、この役が当たり役になればよいなと思っています!」、中川は「僕は隠れている冒険家。僕はものすごく保守的な人間なのですが今日は全身おニュー! 地味目ですが(笑)冒険してやってきました」、そして司会のMBSアナウンサー・前田春香と共に会見の進行役を務めた永野は「インディペンデントで中南米あたりのことを研究している研究者にして冒険家です。冒険がテーマの作品ということで、役作りに関しても一番険しい道を選んで臨みたいと思っています」とそれぞれに語って会場を沸かせた。
役の設定が前日決まったばかりで“ほやほや”だと言う藤谷は「私は祖父から聞いた伝承を頼りに、インターネ島にたどり着いた冒険家を演じます。私自身は新しいことに挑戦するのに躊躇するほうですが、こんな顔合わせだったらどこにでも行けるのではないかと!」と共演者たちを笑顔で見回す。昨年末にヨーロッパ企画に入団した金丸は「今回座長を拝命しました、新劇団員の37歳の金丸です!」と明るくあいさつし、「僕は無頼の冒険家を演じます。実は先日、世界一周の旅に出ておりまして、その香りがまだ残っている私をおいて、ほかに座長がいるものか!という思いで務めます」と意気込む。
ヨーロッパ企画本公演に初参加となる呉城は「私は金丸さん演じる“無頼の冒険家”の元妻で、冒険家でもある役を演じます。ヨーロッパ企画さんとは今までつながりはありつつも本公演に出演するのは初めてなので、意気込んでいます!」、金子は「金丸さん演じるハタノのライバルである、エリート冒険家として出演させていただきます。本当に皆さんカッコいい方たちで、この冒険に自分もついていけるように頑張ります!」と意気込みを語った。
最後にあいさつした上田は「今回の舞台はポリネシアのイースター島よりもさらに東にあると言われる、幻の島・インターネ島が舞台です。新作らしい新作が作りたいなと思い、作り方もエチュードで立ち上げていくというストロングなスタイルで稽古しています」と話す。また客演の2人については「呉城さんは京都にいた時期もあり、いつかご一緒したいと思っていました。金子さんは、僕が脚本を手がけたテレビドラマ『魔法のリノベ』で拝見し面白いなと思っていたので、今回、ご出演いただきうれしいです」と話した。
会見の後半は、劇団員による企画「イッタコトアル島エクスプローラー」が展開。酒井は青ヶ島、石田は犬島、金丸はアイスランドに“上陸”したときの話をそれぞれ語った。特に金丸がアイスランドで感じた感動が、本作の着想に大きな影響を与えている、と上田は話す。また上田は、「27年劇団をやってきて、『この道は歩いたことがあるな』ということが増え、いつものやり方でやるといつもの作品になる、という印象があります。でも今回は、『ナビなき未踏へ。』というコピーがついている通り、なるべく未踏のところを行こうとしています。劇中では未踏に行こうとする人物と、未知が既知になっていくことのせめぎ合いを描きたい。でも、めちゃくちゃコメディです!(笑)」と力強く語った。
本作は、12月13日に滋賀・栗東芸術文化会館さきら 中ホールで行われるプレビュー公演を皮切りに、18日から21日まで京都・京都府立文化芸術会館、27日に新潟のりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場、来年1月7日から25日まで東京・本多劇場、28日に宮城の仙台銀行ホール イズミティ・21(仙台市泉文化創造センター) 小ホール、31日と2月1日に富山・新川文化ホール 小ホール、6日から9日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、11日に広島・JMSアステールプラザ 大ホール、14・15日に福岡・J:COM北九州芸術劇場 中劇場、18日に高知・高知県立県民文化ホール グリーンホール、21日に神奈川・関内ホール 大ホール、25日に愛知・ウインクあいち(愛知県産業労働センター)大ホール、3月1日に鳥取・エースパック未来中心(鳥取県立倉吉未来中心) 大ホール、7日に北海道・札幌市教育文化会館 大ホールでも行われる。
ヨーロッパ企画 第44回公演「インターネ島エクスプローラー」
開催日程・会場
2025年12月13日(土)
滋賀県 栗東芸術文化会館さきら 中ホール
2025年12月18日(木)〜21日(日)
京都府 京都府立文化芸術会館
2025年12月27日(土)
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
2026年1月7日(水)〜25日(日)
東京都 本多劇場
2026年1月28日(水)
宮城県 仙台銀行ホール イズミティ21(仙台市泉文化創造センター) 小ホール
2026年1月31日(土)・2月1日(日)
富山県 新川文化ホール 小ホール
2026年2月6日(金)〜8日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2026年2月11日(水・祝)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール
2026年2月14日(土)・15日(日)
福岡県 J:COM北九州芸術劇場 中劇場
2026年2月18日(水)
高知県 高知県立県民文化ホール グリーンホール
2026年2月21日(土)
神奈川県 関内ホール 大ホール
2026年2月25日(水)
愛知県 ウインクあいち(愛知県産業労働センター)大ホール
2026年3月1日(日)
鳥取県 エースパック未来中心(鳥取県立倉吉未来中心)大ホール
2026年3月7日(土)
北海道 札幌市教育文化会館 大ホール
スタッフ
出演
※12月13日はプレビュー公演。
※初出時より本文を変更しました。
永野宗典 @uranagano
全員冒険家!でやる劇
「インターネ島エクスプローラー」
ナタリーさん、ありがとうございます🏝️
#ヨーロッパ企画 https://t.co/J3j8sea6JO