東京・あうるすぽっとで上演される「テンダーシング-ロミオとジュリエットより-」の公演時期が、8月10日から13日までに決定した。
本公演はロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが2009年に初演した、イギリスの劇作家ベン・パワーによる作品。既報の通り、日本では2021年に初演され、今回は、初演に続き
公演に向けて、土井と大森のコメントが到着。土井は「若く美しいロミオとジュリエットではなく、長い年月をかけて育んだ揺るぎない愛で結ばれた、この老夫婦のロミオとジュリエットを生み出した、ベン・パワーの閃きに、演劇の素晴らしさを感じずにはいられません。さらに深くなった今回の『テンダーシング』をぜひご覧いただきたいと思います」、大森は「この本では、老境のロミオとジュリエットと言う設定や、原作を絶妙に書き直したアダプトが素晴らしい。土居さんの歌も素敵です。さあともあれこの感動をお楽しみ下さい!」とコメントした。
さらに公演では、
土居、大森のコメント全文、荒井のコメントは以下の通り。
土居裕子コメント
初演はコロナウィルス蔓延で、何度も何度も延期になったので、ただひたすら本読みを繰り返しました。始めはちんぷんかんぷんだったこの物語が、だんだんパズルのピースがはまっていくように美しいストーリーが浮かび上がってきた時、何百年もの時を経ても、なお新鮮な感動を与えてくれるシェイクスピアの言葉の凄さに心が震えたのを覚えています。同時に、若く美しいロミオとジュリエットではなく、長い年月をかけて育んだ揺るぎない愛で結ばれた、この老夫婦のロミオとジュリエットを生み出した、ベン・パワーの閃きに、演劇の素晴らしさを感じずにはいられません。さらに深くなった今回の「テンダーシング」をぜひご覧いただきたいと思います。
大森博史コメント
「テンダーシング」再演。とっても嬉しいです。愛おしく、大事なものが語られている作品です。原作ロミオとジュリエットは恋と現実世界との折り合わなさが語られますが、「テンダーシング」は二人の内面にフォーカスが行き、年齢を経た老後の豊かな愛と、その芯にある切なる相手への思いが、虚構の舞台上で現実化します。この本では、老境のロミオとジュリエットと言う設定や、原作を絶妙に書き直したアダプトが素晴らしい。土居さんの歌も素敵です。さあともあれこの感動をお楽しみ下さい! 乞うご期待!
荒井遼(演出)コメント
土居さん、大森さんと贅沢な稽古をさせて頂き生まれた「テンダーシング」の再演が出来てとても嬉しいです。今回は更に進化したリニューアルバージョンをお届けします。海、風、砂、花、別れ。メメント・モリ。より強い愛がにじむ、より幻想的な作品にしたいと思っています。「リーディングドラマ ロミオとジュリエット」は様々なペアによる原作の朗読劇です。原作をテンポよくお届けしたいと思います。若者の疾走感のある恋と老夫婦の穏やかな愛。同じ言葉でも使い方が変わるだけで、風景はガラッと変わります。その面白さを体験して頂けたら本望です。短い上演期間ですが、沢山のロミオとジュリエットに会いに来てください。お待ちしております。
「テンダーシング-ロミオとジュリエットより-」
2023年8月10日(木)~13日(日)
東京都 あうるすぽっと
原作:W・シェイクスピア
作:ベン・パワー
翻訳監修:松岡和子
演出:荒井遼
出演:
「リーディングドラマ ロミオとジュリエット」
原作:W・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
構成:
構成・演出:荒井遼
出演
8月10日公演:
8月11日公演:
8月12日公演:
8月13日公演:梅津瑞樹、
全公演:
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