大阪松竹座開場100周年記念「夜曲~ノクターン~」の取材会が5月20日に大阪府内で行われ、W主演を担う
大阪・大阪松竹座の100周年を記念して行われる本公演では、1986年に初演された横内謙介の作品「夜曲 放火魔ツトムの優しい夜」が、中屋敷法仁の演出で立ち上げられる。新聞勧誘員にして放火魔の田山ツトム(五関)は、ある夜、幼稚園の廃墟に火をつけた。すると焼け跡から武士の田村十五(戸塚)が現れ、十五は700年前に悪霊と戦ったときの呪いで、長い眠りに落とされていたと言い……。
既報の通り本公演では、当初キャスティングされていた塚田僚一(A.B.C-Z)に代わり、戸塚が十五役で出演する。戸塚は「今回、塚田僚一くんに休むことに専念してほしいということで、私が田村十五役を演じさせていただくことになりました。これまで何度も出演させていただいた大阪松竹座の100周年に自分が携われること、 大変光栄に思っております。ジャニーズの舞台以外でメンバーと出演すること自体が初めてなので、すごく楽しみです。 貴重な時間になると思います!」とコメント 。
五関は「ジャニーズの舞台以外で、とっつー(戸塚)と2人で出演することは初めてなので、とても新鮮です。自分のキャラを分かってくれているので、アドリブのシーンでは安心感があり、思い切りぶつかりにいけます」 と述べる。
稽古を通じ、五関はすでに手応えを感じているとし、「河合雪之丞さんとは席がお隣で、所作やイントネーションなど、たくさんアドバイスをくださいます。出演者の皆さんとの距離感はとてもありがたいです」と話す。戸塚は「セリフの分量が結構あるのですが、殺陣のシーンも多く、正直びっくりしています(笑)。ですが殺陣をやるとチームワークがさらに強化されますし、僕自身アクションが好きなので気持ちが高ぶっており、すごく楽しみです」と意気込んだ。
会見では、互いの役者としてのイメージを問われる場面も。戸塚は五関について「どのお仕事でもすごく器用でマルチ。“天才”という言葉がしっくりきます。もちろん努力あってのことだと思いますが、そもそものポテンシャルがすごく高い人」と称賛し、五関は戸塚の演技について「スイッチが明確で分かりやすいです。今回、ツトムと十五の友情が芽生える場面と、逆にぶつかる場面があるのですが、目が全然違います。ぶつかるシーンは、こちらが演じる必要もないくらい『怖い……』と感じますね(笑)」 と明かした。
観客に向けて、五関は「僕が演じるツトムは現代人の役なので、タイムスリップしてきた十五とは価値観のズレがある。いつの時代でも、ツトムはお客様側の心情を表現していると思うので、お客様の共感を得られるよう意識していきます」、戸塚「物事は正義か悪かではなく、なぜそうなったのか、自分が何を信じるかが重要だと思っています。同様に、本当の判断はぜひ劇場に観てからにしてほしい。それぞれが感じたことを持って帰ってほしいと思います」とそれぞれに呼びかけた。
公演は6月6日から22日まで大阪松竹座にて。
大阪松竹座開場100周年記念「夜曲~ノクターン~」
2023年6月6日(火)~22日(木)
大阪府 大阪松竹座
脚本:横内謙介
演出:中屋敷法仁
出演:
※塚田僚一は体調不良による一時活動休止で休演。代わって戸塚祥太が出演します。
※初出時、人名表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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