ブロードウェイの軌跡をたどる、The Museum of Broadwayが2022年11月にオープン

The Museum of Broadwayが11月15日、アメリカ・ニューヨークにオープンする。

演劇プロデューサーのジュリー・ボードマンとダイアン・ニコレッティが共同設立したThe Museum of Broadwayは、シアターアートのメッカであるブロードウェイの誕生から現在までの変遷を体験できる施設。3フロアを有する館内では、ブロードウェイがいかにして現在の様子に至ったかが、部屋ごとに表現される。1907年にスタートしたレビュー作品「ジーグフェルド・フォリーズ」、1943年初演の「オクラホマ！」、「ザ・ウィズ」「レント」などの展示、ブロードウェイの歴史を変えた象徴的な作品が紹介されるほか、作品制作の裏側、没入体験できるような企画が用意され、全体では1700年代から現代までの500ものプロダクションがフィーチャーされる。また、併設されるリハーサルスタジオは、レンタルスペースとして利用できる。

館内の各部屋は現役のデザイナーやアーティストが装飾を手がけ、舞台美術家のバニー・クリスティ、アンナ・ルイゾス、デレク・マクレーン、デイヴィッド・ロックウェルらが名を連ねた。また、ダンサーのロバート・フェアチャイルド、振付家フリオ・モンゲらによる作品も展示される。なお、収益の一部はチャリティ団体・Broadway Cares/Equity Fights AIDSに寄付される。