りゅーとぴあ×世田谷パブリックシアター「住所まちがい」の公演詳細が決定した。
公演は、9月26日から10月9日まで東京・世田谷パブリックシアター、10月13・14日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール、22・23日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、29日に長野・まつもと市民芸術館 主ホール、11月2・3日に新潟・りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場で行われる。東京公演のチケットの一般販売は、7月24日にスタートする。併せて、出演者である
「住所まちがい」は、イタリアのミラノ・ピッコロ座座付作家のルイージ・ルナーリが1990年に発表した作品。日本初演となる今回は、
白井晃コメント
本作は、それぞれが住所を間違って同じ部屋に居合わせた3人の男性が、話し合いを重ねるも余計に混乱し、自分たちがどこにいるのか分からなくなる、そこに謎の女性が登場し──という喜劇仕立ての物語です。最初は遠慮し合っていた3人が、次第に自分の肩書や地位を利用して自己主張を始め、いがみ合う過程で、人間の本質や滑稽さが赤裸々に盛り込まれた非常に面白い会話劇です。仲村さんと田中さんは久々に、渡辺さんと朝海さんは初めてご一緒しますので、とても楽しみにしています。
仲村トオルコメント
「偶然の音楽」(05年、08年)、「オセロ」(13年)という2作品で白井さんの演出を受けましたが、稽古場で日々、「ああしてみよう、こうしてみよう」と試して、高みを目指していく。ご本人がいらっしゃらないところで、白井晃の“あきら”は、あきらめないの“あきら”だ、と僕は言っていました(笑)。稽古場ではたくさん“間違える”ことで、より良い作品に近づいていくと感じていますが、皆さまには、この芝居を観たことは“間違いではなかった”と思っていただけるように頑張ります。
田中哲司コメント
映画やドラマの時に使っている日常会話とは違い、この作品は翻訳劇のため少し不条理な感じで難しいのですが、だからこそやりがいがあると思っています。白井さんとは「溺れた世界」(04年)以来で、「昔と何も変わってない」と言われるんじゃないかと緊張しますが、それ以上に楽しみが大きいです。難しい戯曲だからこそ役者の底力が出ると思いますし、4人の役者のぶつかり合いをぜひ見ていただきたいです。頑張ります。
渡辺いっけいコメント
若い頃に白井さん主宰の「遊◉機械/全自動シアター」の芝居を見て、「なんてオシャレなんだ!」と憧れたのを鮮烈に覚えています。かなり粘る演出家だとお聞きしているので、稽古場で試行錯誤することになると思いますが、望むところですね。この作品は予想がつかない展開で、油断して見ているととんでもないところに連れて行かれるので、白井さんと一緒にいい塩梅の落としどころを探して、皆さんを面白い場所にお連れしたいと思います。
朝海ひかるコメント
白井さんの作品は、アーティスティックできれいなビジュアルと、生々しい感情をぶつけ合う人間ドラマの対比がすごく好きで、今回出演できるのがとても楽しみです。この作品は、大人の男性が自分の築き上げてきたものを盾に言い合うてんやわんやが面白く、時にばかばかしく、ほろ苦く、そして生と死や人間が抱えるいろいろな問題もビビッドに描かれています。そこに私が演じる女性がどう関わっていくのか、楽しみにしていてください。
りゅーとぴあ×世田谷パブリックシアター「住所まちがい」
2022年9月26日(月)~10月9日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター
2022年10月13日(木)・14日(金)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール
2022年10月22日(土)・23日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2022年10月29日(土)
長野県 まつもと市民芸術館 主ホール
2022年11月2日(水)・3日(木・祝)
新潟県 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
原作:ルイージ・ルナーリ
上演台本・演出:
出演:
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アサノ @asanovskihal
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