第25回鶴屋南北戯曲賞は岡田利規「未練の幽霊と怪物―『挫波』『敦賀』―」

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第25回鶴屋南北戯曲賞を、岡田利規「未練の幽霊と怪物―『挫波』『敦賀』―」が受賞した。

岡田利規(c)Kikuko Usuyama

岡田利規(c)Kikuko Usuyama

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岡田が能をモチーフに、霊的な存在が思いを語る“夢幻能”の構造を用いて創作した「未練の幽霊と怪物―『挫波』『敦賀』―」は、建築家ザハ・ハディドをシテに描く「挫波」、高速増殖炉もんじゅを巡る「敦賀」の2作品で構成された戯曲。昨年、神奈川・愛知・兵庫で上演され、「挫波」には、太田信吾、森山未來、片桐はいり、「敦賀」には栗原類、石橋静河、片桐が出演し、いずれの演目でも七尾旅人が謡を務めた。

一般財団法人 光文文化財団が主催する鶴屋南北戯曲賞は、その年に上演された日本語の新作戯曲を対象とした戯曲賞。新型コロナウイルスのため、前回第24回鶴屋南北戯曲賞は中止になっていた。贈呈式は3月23日に東京・帝国ホテルにて行われる。

なお、岡田は第29回読売演劇大賞の演出家賞にノミネートされている。

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