遠藤周作の未発表戯曲3作を収録した戯曲集「善人たち」が、新潮社から3月末に刊行される。
12月28日に長崎市は、遺された原稿資料の中から「善人たち」「切支丹大名・小西行長『鉄の首枷』戯曲版」「戯曲 わたしが・棄てた・女」の3作が発見されたことを発表。「切支丹大名・小西行長『鉄の首枷』戯曲版」「戯曲 わたしが・棄てた・女」は、いずれも既発表となる史伝「鉄の首枷 小西行長伝」、長編小説「わたしが・棄てた・女」を戯曲化したものだが、物語、セリフ、構成に改変がなされている。
なお発見された戯曲原稿は、長崎・遠藤周作文学館で現在開催中の没後25年記念企画展「遠藤周作 母をめぐる旅ーー『沈黙』から『侍』へ」で、昨日1月4日から公開されている。また戯曲集の発売に先駆け、「戯曲 わたしが・棄てた・女」は1月22日発売の「小説新潮」2022年2月号、「切支丹大名・小西行長『鉄の首枷』戯曲版」は27日発売の「波」2月号と翌月発売の3月号、「善人たち」は2月7日発売の「新潮」3月号に掲載される。
関連記事
ステージナタリー @stage_natalie
遠藤周作の戯曲集「善人たち」3月に刊行、新たに発見された未発表戯曲3作を収録
https://t.co/4KzuQeS84Z https://t.co/c2N6GawaUW