「徒花に水やり」に作・演出の土田英生「とても濃密な舞台になった」

MONOの土田英生が作・演出を手がける「徒花に水やり」が、去る12月15日から東京のザ・スズナリで上演されている。

これは、猫のホテルの千葉雅子と土田がタッグを組むユニット公演の第2弾。「徒花に水やり」は、5人の俳優による会話劇で、劇中ではとある家族の物語が展開する。地方を拠点にした暴力団・日和組は、上部組織からの無理な要求、組長だった日和清凪の死をきっかけに廃業。その組長には長女の千秋、長男の春吉、次女のフユ、そして幼い頃に養子に出された三女の奈津実という4人の子供がいて……。出演者には、千葉と土田のほか、田中美里、KAKUTAの桑原裕子、岩松了が名を連ねた。

本作について、土田は「連日満員のお客様に助けられ上演しています。田中美里さん以外の全員が劇作家兼演出家をしている俳優なので、今回の作・演出である私は大変に緊張して稽古に入りました。けれど、皆さん、全体に目配せをしながら協力的で、とても濃密な舞台になったと思っています！ 伊丹でも公演がありますのてぜひ多くの方に観ていただきたいと願っています」とコメントしている。

上演時間は約1時間35分で、東京公演は明日19日まで。そのあと本作は22・23日に兵庫のAI・HALLにて上演される。