菅原直樹が手がける徘徊演劇「よみちにひはくれない」岡山の市街地を舞台に明日開幕

岡山芸術創造劇場プレ事業 市民公募プログラム ひと・まち・つくるプロジェクト「わが町」アクセス「徘徊演劇 『よみちにひはくれない』 岡山バリアフリー公演」が、明日11月27日に岡山の表町・京橋地区で開幕する。

NPO法人アートファームは、岡山市の新しい文化芸術施設・岡山芸術創造劇場が整備されるにあたり、2017年度より「ひと・まち・つくるプロジェクト『わが町』シリーズ」と題したプレ事業に取り組んできた。今回は市民公募プログラム「『わが町』アクセス」の一環として、アートファームと岡山市が公演をプロデュースする。

今回の公演では、菅原直樹が主宰する「老いと演劇」OiBokkeShiが、2015年に岡山県和気町で上演した市街劇「よみちにひはくれない」を岡山市街地バージョンとして新たな演出で披露。“徘徊演劇”と銘打たれた本作は、演劇と介護を融合させた作品で、劇中では認知症の妻を探す老いた夫の物語が描かれる。観客は市街地を移動しながら、各所で上演される演劇を観劇することになる。

作・演出を菅原が手がけ、出演者には公募参加者のほか、招聘参加者のOiBokkeShi・岡田忠雄、青年団・金定和沙、藤城孝輔が名を連ねた。上演時間は約1時間50分を予定。公演は11月28日まで。