大倉孝二が選手宣誓、ナイロン100℃「イモンドの勝負」チラシビジュアル解禁

ナイロン100℃「イモンドの勝負」のチラシビジュアルが解禁された。

このたびお披露目されたのは、チラシの表面と中面、それぞれのビジュアル。中面は、大倉孝二がタンクトップ姿で選手宣誓のポーズをとったデザインとなっており、いずれのビジュアルにも、彫刻家・ねがみくみこの作品が随所に散りばめられている。

本作の作・演出を手がけるケラリーノ・サンドロヴィッチ（以下KERA）は、チラシコメントで「毎日どこかしらが痛む身体をなだめつつ、ナンセンスの、或いは、不条理の、と言った方がしっくりくるトーンになるかもしれないが、ともかくソレの極北に行ってみる覚悟。うっちゃることなく、ブラリと皆で出掛けてみる。そこで見るだろう景色は、まだ私にもわからない。大倉演じる男が、勝って勝って勝ちまくってると思い込むお話です。たぶん。よろしくお願い」とつづっている。

「イモンドの勝負」は、2018年に上演された「睾丸」以来となるナイロン100℃の新作公演。出演者には、大倉、みのすけ、犬山イヌコ、三宅弘城、峯村リエ、松永玲子、長田奈麻、廣川三憲、喜安浩平、吉増裕士、猪俣三四郎ら劇団員に加え、赤堀雅秋、山内圭哉、池谷のぶえが名を連ねている。公演は、11月20日から12月12日まで東京・本多劇場、12月18・19日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、21日に広島・JMSアステールプラザ 大ホール、25・26日に福岡・北九州芸術劇場 中劇場にて。東京公演のチケット販売は、10月23日にスタート。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ チラシコメント

久し振りにしっちゃかめっちゃかな舞台を創ってみたくなって、仮チラシには｢観なくても損はない、捨て身の出鱈目芝居」なんてコピーを載せてみたものの、いざ台本を書こうと思うと、若い頃のように「捨て身」になんかまったくなれなかった。劇団員たちだって、口ではなんとでも言うだろうが、「捨て身」で稽古からの3ヶ月弱を過ごせるわけがない。客演してくれる3人は尚更だ。呼んでおいて「捨て身」はないだろう。しかもコロナ禍に。

ただ、ナンセンス・コメディばかりを連発していた頃の私には成し得なかった舞台にはしたいのだ。毎日どこかしらが痛む身体をなだめつつ、ナンセンスの、或いは、不条理の、と言った方がしっくりくるトーンになるかもしれないが、ともかくソレの極北に行ってみる覚悟。うっちゃることなく、ブラリと皆で出掛けてみる。そこで見るだろう景色は、まだ私にもわからない。

大倉演じる男が、勝って勝って勝ちまくってると思い込むお話です。たぶん。よろしくお願い。

主宰：ケラリーノ・サンドロヴィッチ