フランス・太陽劇団の特別上映会「太陽劇団シネマアンソロジー」が10月6日から10日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて開催される。
太陽劇団は10・11月に東京と京都で「金夢島 L'ILE D'OR KANEMU-JIMA(仮題)」を上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響により公演延期となっていた。それを受けて開催される上映会では、2001年に上演された太陽劇団初来日作品「堤防の上の鼓手 俳優によって演じられる人形のための古代東洋の物語」、劇団メンバーがヨーロッパ、インドネシア、オーストラリアなどの難民たちと出会い立ち上げた日本初公開作品「最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)」、「海底二万哩」などで知られるジュール・ヴェルヌの小説から想を得た日本初公開作品「フォル・エスポワール号の遭難者たち」、そしてカトリーヌ・ヴィルプー監督によるドキュメンタリー映画「アリアーヌ・ムヌーシュキン:太陽劇団の冒険」が公開される。
開催に向け太陽劇団主宰で演出家のアリアーヌ・ムヌーシュキンは、「『堤防の上の鼓手』、『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』、『フォル・エスポワール号の遭難者たち』。これらの映画は太陽劇団の同名舞台作品がもとになっています。つまり、最初から映画だったわけではありませんが、製作過程では本物の映画とするべく努めました。この映画を見て、太陽劇団をもっとよく知ってもらえたら、作品が気に入ってくれたらうれしいです。必ずここに戻ってきます。すぐにお会いできますように!」とコメントしている。
各作品の上映スケジュールは公式サイトで確認を。
アリアーヌ・ムヌーシュキン コメント
東京芸術劇場と東京芸術祭の招きにより、新作「金夢島 L'ILE D'OR KANEMU-JIMA(仮題)」という作品をもって、私たち太陽劇団はこの劇場に皆さんとともにいるはずでしたが、パンデミックのために、関係者の方々の懸命の努力は実りませんでした。けれど、私たちの身体はここになくとも、心はここにあります。私たちの思いは、この特別上映会に足を運ばれた皆さんとともにあります。皆さんとの出会いは延期になっただけ。新作舞台とともに来日できる日がすぐに訪れることを心から願っています。
「堤防の上の鼓手」、「最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)」、「フォル・エスポワール号の遭難者たち」。これらの映画は太陽劇団の同名舞台作品がもとになっています。つまり、最初から映画だったわけではありませんが、製作過程では本物の映画とするべく努めました。この映画を見て、太陽劇団をもっとよく知ってもらえたら、作品が気に入ってくれたらうれしいです。必ずここに戻ってきます。すぐにお会いできますように!
東京芸術祭2021 芸劇オータムセレクション 特別上映会「太陽劇団シネマアンソロジー」
2021年10月6日(水)~10日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
※L'ILEの「I」は、アクサン・シルコンフレクス付きが正式表記。
※舞台写真クレジットのMicheleの1つ目のeはアクサン付きが正式表記。
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ステージナタリー @stage_natalie
太陽劇団の特別上映会開催、代表作3作とドキュメンタリーを公開(コメントあり)
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