ゆうめい新作は女性2人の物語、「娘」に大竹このみ・木村美月・宮崎吐夢ら

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ゆうめいの新作「娘」が、12月22日から29日まで東京のザ・スズナリで上演される。

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ゆうめいにとってザ・スズナリ初進出公演となる本作は、まったく違う場所で生まれ育った2人の女性が、インターネットを介して交流し、とある決断を下すまでの20年間を描いた物語。結婚生活や家庭に息苦しさを感じる“ゆの”役を大竹このみ森谷ふみ、彼女に共感し交流を深めていく“へら”役を木村美月高野ゆらこが演じる。そのほかのキャストには、岩瀬亮大石将弘、田中祐希、中村亮太、宮崎吐夢山中志歩が名を連ねた。

作・演出を手がける池田亮は「『女の話が男に描けるわけがない』とご意見いただいた体験が、今作の根源になっています」と明かすと共に、「『描けそうかもしれない』と『描けないかもしれない』を往復し続け、内在する感情の発端を知るため掘り下げながら、妻と僕、妻の母と僕の母、そしてお会いした様々な方々を基としたフィクションを描かせていただきます」とコメントした。

タイムテーブルやチケット情報は11月上旬に発表される。

池田亮コメント

「女の話が男に描けるわけがない」とご意見いただいた体験が、今作の根源になっています。

「描けそうかもしれない」と「描けないかもしれない」を往復し続け、内在する感情の発端を知るため掘り下げながら、妻と僕、妻の母と僕の母、そしてお会いした様々な方々を基としたフィクションを描かせていただきます。

高校の時、匿名掲示板に自分を既婚女性と偽って、バレないように書き込んでいた時期があります。既婚女性を名乗る人々の自分には無い文体に憧れ、ないものねだりをしてしまって。嫌な自分をネットでさえ隠したいというコンプレックスもあった気もします。

思い返せば、気持ち悪いことをしていたし、自分の脚本や戯曲を書くことになるきっかけなったかもしれません。相手も匿名なので、自分と同じことをしているのではと疑い続けてもいました。

既婚女性として書き込むと、バレる時はバレて、バレない時は会話が弾みました。ただ、相手も本当に既婚女性かどうかは分かりません。その中で、本当か嘘かより誰かが書き込んでいることは事実でした。自分はその誰かを知ろうとしていきました。同時に、わがままですが、そんな自分も知って欲しいと思うようになっていました。もう今は隠したい当時を思い出しながら、劇場の虚構の中で発表したいと思います。

スズナリにて、心よりお待ちしております。

ゆうめい「娘」、どうかよろしくお願いいたします

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ゆうめい「娘」

2021年12月22日(水)~29日(水)
東京都 ザ・スズナリ

作・演出:池田亮
出演:岩瀬亮大石将弘大竹このみ木村美月高野ゆらこ、田中祐希、中村亮太、宮崎吐夢森谷ふみ山中志歩

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