「染、色」が、明日5月29日に東京・東京グローブ座で開幕する。これに先駆け、昨日27日にフォトコールと取材会が実施された。
「染、色」は、NEWSの
劇中では、正門演じる美大生の深馬を軸とした物語が展開。周囲から一目置かれ、作品を期待されていた深馬だったが、制作が思い通りにいかず、悶々とした日々を送っていた。深馬は、気を紛らわすために街の壁にグラフィティアートを落書きしていく。しかし翌日、その絵は自身が描いたものとはわずかに異なっていた。違和感を持った深馬は、何者かの気配を感じるようになり……。
フォトコールではまず美術室のシーンが公開された。このシーンでは、深馬のほか、
フォトコールの後半には、深馬と
フォトコール後に行われた取材会には正門、三浦、岡田、加藤、瀬戸山が出席。昨年6月に上演予定だったが、延期となっていた本作を、1年越しに上演できることについて正門は「ようやくお客様に観ていただけるので楽しみです」と目を輝かせる。三浦は「本番が始まってから、より一層進化していく作品だと思います」と自信をのぞかせ、岡田は「中止になっている作品が多い中、公演ができるのは奇跡だと思っています。みんなで一致団結してがんばっていけたら」と意気込んだ。
正門の印象を聞かれた岡田は「近年まれに見る努力家。真面目な姿勢がこちらにも伝わってきます」と微笑み、三浦は「誠実でしっかりされていますが、抜けているところもあって(笑)。稽古場の雰囲気を盛り上げてくれています」と語った。
続いて加藤が「昨年、瀬戸山さんと『すごく良い戯曲ができましたね』と、お話していた次の日に中止が決定し、悔しい思いをしました。またこうして上演する機会をいただけたのがうれしい」と胸中を語る。瀬戸山は「原作も面白いですが、戯曲ではさらに物語が深まっています。キャストの皆様に演じてもらって、作品が生き始めたと思います」とコメント。
自ら手がけた脚本について、加藤は「めちゃくちゃ細かいト書きが書いてあるのですが、僕はそれを“ラブレター”だと思って、瀬戸山さんたちに送ったんです。しかし、瀬戸山さんは“挑戦状”と受け取られて(笑)。むちゃぶりに近いようなト書きを真摯に再現しようとしてくださって、本当に作品を愛してくださっていると感じました」と目を細めた。
正門はジャニーズ事務所の先輩である加藤が脚本を手がけたことに触れ「出演のお話をいただいたとき、すごくプレッシャーで、ビビりまくっていました(笑)。今は『やるぞ!』という気持ちが高まっています」と加藤に視線を送る。加藤は「深馬は難しい役ですが、(正門に)役に飛び込んでもらう気持ちで、遠慮なく書きたいように書かせていただきました」と述べ、「正門は今回が舞台初単独主演ですが、堂々としていて感心しています。稽古でもどんどん成長していく姿が見られました」と称賛を送った。
取材会の後半では、加藤から正門に“楽屋のれん”がプレゼントされたことも明らかに。最後に正門は「まずは全員で公演を完走することが目標。来ていただいた方を後悔させないよう、しっかり作品を届けたいと思います」と宣言し、取材会を締めくくった。
公演は5月29日から6月20日まで東京・東京グローブ座、24日から30日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。
「染、色」
2021年5月29日(土)~6月20日(日)
東京都 東京グローブ座
2021年6月24日(木)~30日(水)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
原作:
脚本:加藤シゲアキ
演出:
出演:
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まさかどめも。 @masakado66
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