範宙遊泳が新プロジェクト「むこう側の演劇」始動、第1弾「バナナの花」を配信

範宙遊泳が新たなプロジェクト「むこう側の演劇」を始動。その第1弾として「『バナナの花』#1」が、6月5日20:00に同劇団のYouTubeチャンネルで公開される。

「むこう側の演劇」は、オンライン上を“上演の場”と捉えて演劇を創作するプロジェクト。範宙遊泳の公式サイトには、「むこう側の演劇宣言」および「むこう側の演劇の条件」が掲載されている。その中で、代表の山本卓卓は「これから、範宙遊泳はオンラインをも“場”と考え、演劇を行う」「その場しのぎの、劇場公演が再開されるまでの“繋ぎ”としての活動でもない」「私たち範宙遊泳は劇場を剥奪されたとしてさえ、演劇を続けるという宣言である」と述べ、「いつもの演劇、が戻ってくることを望んでいることに変わりはありません。演劇は一度死んだのです。でもこれから蘇ります」とコメントした。

山本が作・演出を手がける「バナナの花」には、埜本幸良、福原冠が出演。視聴は無料で、今後続編の公開も予定されている。なお同YouTubeチャンネルでは範宙遊泳の過去作品を公開中。併せてドネーション、noteのサポート機能での支援を募っている。