「デスノート THE MUSICAL」が、明日1月20日に東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で開幕。これに先駆けて本日、プレスコールと囲み取材が実施された。
2015年に初演、2017年に再演された「デスノート THE MUSICAL」は、
プレスコールでは、出演者たちが劇中の5曲をパフォーマンス。まず
プレスコール後の囲み取材には、村井、甲斐、高橋、吉柳が出席。今回が初舞台の甲斐は「右も左もわからず、『稽古って、何?』というところからスタートしました。でも2カ月弱がんばってきて、今は早く皆さんにこの作品をお届けしたい気持ち」と出来栄えに自信をのぞかせる。また「答えがなく、お客様に考えてもらう作品だと思うので、いかに僕らがいろいろな引き出しを開けられるかが大切だと思う。ぜひ劇場で感じていただけたら」と呼びかけた。
村井は「彼(甲斐)は22歳ですごくフレッシュ。僕は31歳ですが、ブレザーの制服とか着てて大丈夫かな……(笑)」と記者たちの笑いを誘いつつ、甲斐の演技について「演出の栗山さんが『現代劇にしたい』とおっしゃっていました。今どきの高校生がデスノートを拾ったらどうなるか?というのが、彼の演じる月からはリアルに感じられると思うし、僕自身も勉強になりました」と話した。一方で甲斐も、先輩にあたる村井を「稽古の時点で、やっぱり違うなと感じました。頭で考えたことを体現しながらお芝居を作っていく方なのだと思いましたし、それは今の僕にはできないこと。すごく学ばせていただきました」と称賛。これを受けて村井は「ありがとうございます」とかしこまって甲斐に一礼し、「2人ですごく相談しながら夜神月を作っていったよね」と微笑んで稽古を振り返った。
甲斐が「リューク役の横田さんが“横田塾”を開いてくださり、舞台の基礎をしっかりと教わりました」と稽古中のエピソードを明かすと、高橋は「みっちりやったよね」とうなずいて「僕が『見事だ、キラ』とかエルのセリフを言ったら、横田さんがすぐ『“み”が聞こえない。最初でしっかりつかんで』『間が長い』と、細かく指導してくださいました」と、横田の口真似を交えて述べる。また開幕に向けて高橋が「エルの椅子の脇に、本物のイチゴが小道具として置いてあるんです。本番中に食べるのがすごく楽しみ(笑)」と期待を述べると、村井から「なんの意気込み!?」と即座にツッコミが入り、場内を笑いで包んだ。
さらにブロードウェイミュージカル「ピーターパン」のタイトルロールで知られる吉柳は「海砂は今までの役とは違う大変さがありましたが、乗り越えられたと思う。『デスノート』の、正解のない正義を楽しんでほしい」とメッセージを送る。死神レム役のパクとのシーンが多い吉柳は「ヘナさんのすごさを強く感じました。引っ張っていただくことが多かったのですが、負けじとグイグイ演技して『この子を助けたい』と思ってもらえるようなミサを演じられたら」と意気込みを述べた。
「デスノート THE MUSICAL」の上演時間は、休憩20分を含む2時間45分。本作は明日1月20日から2月9日までの東京公演ののち、3月8日まで静岡、大阪、福岡でも披露される。
「デスノート THE MUSICAL」
2020年1月20日(月)~2月9日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
2020年2月22日(土)・23日(日)
静岡県 静岡市清水文化会館(マリナート)
2020年2月29日(土)・3月1日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2020年3月6日(金)~8日(日)
福岡県 博多座
脚本:アイヴァン・メンチェル
作詞:ジャック・マーフィー
翻訳:徐賀世子
訳詞:
演出:
音楽:
出演:
※高橋颯の「高」ははしご高、濱平奈津美の「濱」は異体字が正式表記。
※2020年2月28日追記:2月29日(土)・3月1日(日)の大阪公演と、3月6日(金)から8日(日)までの福岡公演は、新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
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