青年座「明日-1945年8月8日・長崎」開幕、リスペクトと追悼の思い込め

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劇団青年座「明日-1945年8月8日・長崎」が、7月10日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストで開幕した。

劇団青年座 第237回公演「明日-1945年8月8日・長崎」より。(撮影:小林万里)

劇団青年座 第237回公演「明日-1945年8月8日・長崎」より。(撮影:小林万里)

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劇団青年座 第237回公演「明日-1945年8月8日・長崎」より。(撮影:小林万里)

劇団青年座 第237回公演「明日-1945年8月8日・長崎」より。(撮影:小林万里)[拡大]

井上光晴の小説を原作とした本作は、1989年に小松幹生の脚色、鈴木完一郎の演出で初演された作品。2009年に死去した鈴木の演出を踏襲する今回は、初演と再演に出演した山本龍二が演出補として作品を引き継ぐ。作中では、1945年8月9日11時2分、長崎に原子爆弾が投下されるまでの時間、そこに生きていた人々のささやかな日常が描かれる。

劇団青年座 第237回公演「明日-1945年8月8日・長崎」より。(撮影:小林万里)

劇団青年座 第237回公演「明日-1945年8月8日・長崎」より。(撮影:小林万里)[拡大]

劇団青年座代表取締役の森正敏は「既に鬼籍に入られた原作の井上光晴さん、脚本の小松幹生さん、演出の鈴木完一郎さんへのリスペクトと追悼の思いを込め上演。満席の客席からの鳴り止まぬ拍手にホッとしながらも17日の千穐楽まで大切に上演しなければと思う」と思いを述べている。なおチケットの前売分は完売しており、当日券は若干枚販売予定。これを受け、7月16日14:00開演の追加公演が実施される。上演時間は休憩なしの約2時間。公演は7月17日まで。

なおステージナタリーでは、劇団青年座の特集を展開中。宮田慶子、磯村純、金澤菜乃英の演出家座談会に加え、「明日-1945年8月8日・長崎」演出補の山本とキャスト3名へのインタビューを掲載している。

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森正敏コメント

昭和が平成に変わった1989年初演から30年、平成から令和に変わった2019年7月10日、東京芸術劇場 シアターイーストで幕を開けた「明日-1945年8月8日・長崎」。既に鬼籍に入られた原作の井上光晴さん、脚本の小松幹生さん、演出の鈴木完一郎さんへのリスペクトと追悼の思いを込め上演。満席の客席からの鳴り止まぬ拍手にホッとしながらも17日の千穐楽まで大切に上演しなければと思う。16日14時開演にて追加公演。お待ちしています!

劇団青年座 第237回公演「明日-1945年8月8日・長崎」

2019年7月10日(水)~17日(水)
東京都 東京芸術劇場シアターイースト

原作:井上光晴
脚色:小松幹生
演出:鈴木完一郎
演出補:山本龍二
演奏:大貫夏奈(ピアノ)、菅野千怜(ヴァイオリン)、石貝梨華(チェロ)
出演:山本与志恵津田真澄山賀教弘、五十嵐明、佐野美幸、山崎秀樹、柳下季里、遠藤好、高松潤小暮智美桜木信介逢笠恵祐、前田聖太、田上唯、田邉稚菜、角田萌果

※山崎秀樹の「崎」は立つ崎(たつさき)、逢笠恵祐の「逢」はしんにょうの点ひとつが正式表記。

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読者の反応

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高松 潤 Jun Takamatsu @takamatsu0206

お陰様で大好評です。
明日16(火)14時の追加公演はまだ残席ありです。当日券でも大丈夫です。
お待ちしております!
https://t.co/vKxMkiBHQ5

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