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WOWOWトニー賞授賞式に井上芳雄「光一くんの参加で、また違った盛り上がりが」

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6月10日8:00からWOWOWプライムで放送される「生中継!第73回トニー賞授賞式」に向けて、5月下旬に同番組ナビゲーターの井上芳雄が取材に応じた。

2014年からWOWOWでのトニー賞授賞式番組に参加してきた井上は「トニー賞の日本での知名度は、アカデミー賞やグラミー賞にかなわないかもしれませんが、僕が初めて番組に参加した5年前より皆さんに認知されていると思う。今年の盛り上がりにも期待しています」と胸の内を語る。また放送当日にスタジオでパフォーマンスを披露する井上は、「授賞式でのパフォーマンスは風刺が効いていて、司会者の個性で替え歌が披露されることもある。僕もただ歌うと言うより、自分たちなりの思いを交えて歌えたら」と意気込んだ。

ブロードウェイでノミネート作品を観劇した井上は、「多様化がさらに進んで、それが作品にも反映されていた」とコメント。人種に関わらず配役を決めるダイバーシティブラインドキャスティングが行われていることや、レズビアンの高校生を描いた「ザ・プロム」がノミネートされたことに触れ、井上は「ニューヨークには、徹底して多様性に対応しなければ回らないくらいいろいろな人がいる。その中でどうにかみんなで生きていく、という考え方が作品に現れていると思います」と所感を述べる。さらにノミネート作品の傾向について「『ハミルトン』が上演されていた年は“一強”という感じでしたが、今年はそれぞれに面白い作品が拮抗している印象」とコメント。受賞作の予想を尋ねられると、「『ハデスタウン』は受賞するのではと思っています。バランスがよくてとても面白かった」と回答した。

また堂本光一と共にブロードウェイを訪れた井上は、約1週間のニューヨーク滞在を「夜は光一くんとご飯を食べながらお酒を飲んで、その日一緒に観た作品や、それぞれが観てきた舞台の感想を話し合いました。ただただ楽しかったです(笑)」と振り返り、「光一くんは演出もしているので、『バトンは何本あるんだろう』とか『装置はどこにしまってあるのかな』とか、舞台裏のことに興味を示していました」とエピソードを紹介する。堂本が番組にゲスト出演することには「彼が参加してくれることで、番組にこれまでと違った盛り上がりや広がりが生まれると思うので楽しみ」と期待を寄せた。

さらに取材会では、トニー賞にさまざまな部門が用意されていることに関連し、井上が観劇する際に重視するポイントを語る場面も。井上は「オープニングが重要」「出ている人たちが生き生きして、舞台の“額縁”が埋まっている感じがある作品はいいなと思う」と述べ、「今回ノミネートされている『トッツィー』や『ザ・プロム』はワクワク感がすごかった。登場人物が個性的で、始まった瞬間から目が忙しかったです」と笑顔を見せた。

トニー賞は、該当期間中にブロードウェイで上演された演劇・ミュージカル作品を対象とするアワード。第73回のノミネーションには、最多13部門にノミネートされた「ハデスタウン」のほか、ダスティン・ホフマン主演のコメディ映画をもとにした「トッツィー」や、ティム・バートン監督のホラーコメディ映画をもとにした「ビートルジュース」などがラインナップされている。なお演劇主演男優賞には「BURN THIS 焼却処分」に出演したアダム・ドライバー、ミュージカル主演女優賞には「キス・ミー・ケイト」に出演したケリー・オハラほかがノミネートされた。今回の授賞式は6月10日にアメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで行われ、ジェームズ・コーデンが司会を担当する。

本日6月3日には、「生中継!第73回トニー賞授賞式」で井上が歌唱する楽曲も明らかになった。井上は第73回のノミネート作品から「キス・ミー・ケイト」の「Another Op'nin',Another Show」、「オクラホマ!」の「Oklahoma」、「ハデスタウン」の「Way Down Hadestown」からなるメドレーを披露する。また同番組に、演劇監修の影山雄成、コーナーゲストの勝田安彦と金井勇一郎が出演するほか、生田絵梨花(乃木坂46)がVTRゲストとして登場することも発表された。

WOWOWプライム「生中継!第73回トニー賞授賞式」

2019年6月10日(月)8:00~ ※同時通訳版

ナビゲーター:井上芳雄
スペシャルゲスト:堂本光一
演劇監修:影山雄成
コーナーゲスト:勝田安彦、金井勇一郎
VTRゲスト:生田絵梨花(乃木坂46)

WOWOWライブ「生中継!第73回トニー賞授賞式」

2019年6月15日(土)19:00~ ※字幕版

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