「魍魎の匣」は、古本屋を営む“京極堂”こと中禅寺秋彦が、“憑物落とし”を駆使して事件を解き明かす人気作「百鬼夜行シリーズ」の2作目。脚本を
上演に際し、橘は「皆様を『魍魎の匣』中毒にできたら、、と願っています。是非楽しみにしていて下さい」と観客に呼びかけ、原作者の京極は「匣に詰められた忌まわしい妖物は、舞台という新しい匣に移されるのだそうです」「そこに果たしてどのような魍魎が涌き出ずるのか、今から愉しみでなりません」とコメントした。
公演は6月21日から30日まで東京・天王洲 銀河劇場、7月4日から7日まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで行われ、チケットの一般販売は5月19日10:00に開始される。
橘ケンチ コメント
京極夏彦先生の「魍魎の匣」という作品を舞台化させていただけることになり、大変光栄に思っています。
鍵となる魍魎の存在をどう表現していくのか、そして人間の死生観が垣間見えるようなとても奥行きのある作品なので、演者としてこれ以上ないやりがいを感じています。明るく華やかな作品というよりは、観ていただく方々の心の奥底に深い衝撃を投げかけるような世界観になるのではないかと思っています。
皆様を「魍魎の匣」中毒にできたら、、と願っています。是非楽しみにしていて下さい。
京極夏彦 コメント
魍魎は、この世のものではありません。
この世とあの世の端境に棲みつく化生のものです。
当然、簡単に逢えるものではありません。
魍魎の姿をとらえるためには、数え切れないほどの呪文が必要だったのです。
そこで、言葉を集め文を紡ぎ、魍魎を小説という匣に閉じ込めようとしてみました。
もう、四半世紀も前のことです。うまくいったかどうかはわかりませんが、
「魍魎の匣」という小説は出来上がりました。そして時代は移り変わり、
匣に詰められた忌まわしい妖物は、舞台という新しい匣に移されるのだそうです。
血肉を得た言葉は、声となり動きとなって、演劇という端境を作り出すのでしょう。
そこに果たしてどのような魍魎が涌き出ずるのか、今から愉しみでなりません。
舞台「魍魎の匣」
2019年6月21日(金)~30日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
2019年7月4日(木)~7日(日)
兵庫県 AiiA 2.5 Theater Kobe
原作:
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