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30周年記念の第1弾「わたるのいじらしい婚活」に湖月わたる「挑戦と進化を」

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湖月わたる

湖月わたる

7月と10月に、東京と関西で湖月わたるの舞台生活30周年を記念する公演が実施される。これに先駆け本日3月22日、東京都内で取材会が実施された。

湖月は1989年に初舞台を踏んだ。このたびの30周年記念公演では、7月に東京と兵庫で「Vol.1『ドキュメンタリー・ミュージカル わたるのいじらしい婚活』」、10月に東京と大阪で「Vol.2『Song&Dance』」が上演される。

本日の取材会には湖月のほか、「Vol.1」の脚本を手がける竹村武司、演出を手がけるhicopro・永野拓也が登場。湖月はまず、昨日3月21日にマリナーズのイチロー選手が現役引退を表明したことに触れ、「イチロー選手はオリックス時代、『エリザベート』を観に来てくださいました。楽屋で撮らせていただいた写真を今も大事にしています」とエピソードを紹介し、「イチロー選手が記者会見で『ファンの皆さんのおかげでがんばれた』とおっしゃいましたが、私も皆様のおかげで30周年を迎えられました」と感謝を口にした。

「Vol.1」では、ドキュメンタリー映像とミュージカルを合わせた“新触感エンタテインメント”が展開。劇中では、30周年公演に注力する湖月の口から突然出た“婚活宣言”に、朝海ひかるや所属事務所、スタッフ、そして湖月自身が巻き込まれていく様子が描かれる。出演者には湖月、朝海のほか、廣瀬友祐迫田孝也飯野めぐみ、可知寛子、高橋卓士、宮島朋宏が名を連ねた。

「挑戦と進化を活動の目標にしてきた」と言う湖月は、「Vol.1」上演に向けて「自分自身を演じることで、俳優として何かを掴みたい」と抱負を語る。また朝海との共演について湖月は、「ドキュメンタリーの撮影がもう始まっていますが、コムちゃん(朝海)がすごく協力的。私たちの名コンビぶりを観ていただけたら(笑)」と観客に向け呼びかけた。

放送作家として「山田孝之の東京都北区赤羽」や「山田孝之のカンヌ映画祭」などを手がけてきた竹村は、今回初めて舞台公演の脚本を手がける。“婚活”をテーマにしたことについて竹村は「僕はテレビ屋なので、パンドラの箱を開けたがる悪い癖がありますが……(笑)」と前置きし、「宝塚には恋愛のタブー感が漂っていますが、恋愛を描くことで新しいものが生まれるのでは、という下世話な興味がありました(笑)。それに湖月さんは“チャーミングお化け”みたいな方。恋愛をしている人はみんなチャーミングですし、彼女の魅力をさらに引き出せるのではと」と意図を語る。記者から「ドキュメンタリーとのことですが、どこまで本当でどこからが虚構なのか」と尋ねられた竹村は「……お楽しみに!」と不敵な笑いで期待を煽った。

オファーを受ける前に湖月と話したと言う演出の永野は、「湖月さんは、僕が考えていた“スター”のイメージとはいい意味でまったく違った」と印象を述べ、「舞台に立つ彼女のカッコよさと、素顔のチャーミングさという二面性を、ドキュメンタリーとミュージカルでどれだけ提示できるか楽しみ」とコメント。また“ドキュメンタリー・ミュージカル”と銘打たれた「Vol.1」について、永野は「個人的には、ミュージカルは虚構性が高い表現方法だと思う。ドキュメンタリーとミュージカルは離れたところにあるのかもしれませんが、2つを同時に成立させるために努力することは意義があると思いました」と語った。

「Vol.1 『ドキュメンタリー・ミュージカル』」は7月5日から15日まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATER、7月19日から21日まで兵庫・宝塚バウホールにて上演され、「Vol.2『Song&Dance』」は10月16・17日に東京・草月ホール、10月22日に大阪・グランフロント大阪 北館4階ナレッジシアターにて公演が行われる。「Vol.1 『ドキュメンタリー・ミュージカル』」のチケットの一般販売は、6月2日にスタート。

「湖月わたる 舞台生活30周年記念公演 Vol.1『ドキュメンタリー・ミュージカル』」

2019年7月5日(金)~15日(月・祝)
東京都 DDD AOYAMA CROSS THEATER

2019年7月19日(金)~21日(日)
兵庫県 宝塚バウホール

脚本:竹村武司
演出:永野拓也
出演:湖月わたる朝海ひかる廣瀬友祐迫田孝也 / 飯野めぐみ、可知寛子、高橋卓士、宮島朋宏

「湖月わたる 舞台生活30周年記念公演 Vol.2『Song&Dance』」

2019年10月16日(水)・17日(木)
東京都 草月ホール

2019年10月22日(火・祝)
大阪府 グランフロント大阪 北館4階ナレッジシアター

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