ピアノ騒音殺人事件に想を得た大竹野正典「夜が掴む」、演出は詩森ろば

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オフィスコットーネプロデュース「夜が掴む」が、2月2日から12日まで東京・シアター711で上演される。

オフィスコットーネプロデュース 大竹野正典没後10年記念公演 第2弾「夜が掴む」チラシ表

オフィスコットーネプロデュース 大竹野正典没後10年記念公演 第2弾「夜が掴む」チラシ表

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本作は、オフィスコットーネによる大竹野正典の没後10年記念公演の第2弾。大竹野が1974年のピアノ騒音殺人事件に想を得た作品で、音に対して過剰に神経質な男・コスギが、自身が住む団地の住民と対立を深めていく様が描かれる。

演出を手がける詩森ろばは、「大竹野さんの作品は、いつも、昔、自分が書きたいと願い、書けなかった作品を思い起こさせます」と作品について触れ、「劇作家としては書けなくても、演出家としてなら、わたしはたぶんそれを自分が書いた作品かのように理解することがきると思っています。いや。理解したかのように妄想できると思っています。それがまさに、わたしにとって『夜に掴まれる』ことなのかもしれません」と思いを語っている。チケットは12月19日10:00に前売りスタート。

詩森ろばコメント

オフィスコットーネプロデュース 大竹野正典没後10年記念公演 第2弾「夜が掴む」チラシ裏

オフィスコットーネプロデュース 大竹野正典没後10年記念公演 第2弾「夜が掴む」チラシ裏[拡大]

大竹野さんの作品は、いつも、昔、自分が書きたいと願い、書けなかった作品を思い起こさせます。
それは資質とか才能とか、そういったものが足りなかったからで、これは努力ではなんともならないものです。
諦めて、これならわたしの天分だろうというものを磨くことにして、ずいぶん経ちます。
なので、初めて大竹野作品を観たときから、綿貫さんにいつか演出させてほしいとお願いして今回、ようやく実現しました。
劇作家としては書けなくても、演出家としてなら、わたしはたぶんそれを自分が書いた作品かのように理解することがきると思っています。
いや。理解したかのように妄想できると思っています。それがまさに、わたしにとって「夜に掴まれる」ことなのかもしれません。

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オフィスコットーネプロデュース 大竹野正典没後10年記念公演 第2弾「夜が掴む」

2019年2月2日(土)~12日(火)
東京都 シアター711

作:大竹野正典
演出:詩森ろば
プロデューサー:綿貫凜
出演:山田百次有薗芳記町田マリー柿丸美智恵杉木隆幸異儀田夏葉西澤香夏塩野谷正幸

※夜が掴むの「掴」はてへんに國が正式表記。

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