これは水俣病支援者をテーマに、
上演に向けて詩森は「水俣病は70年前の昔話ではなく、今を生きる私たちが学び、省み、そして生かしていかなければならない問題なのだということを、支援者たちの綺麗ごとばかりではない心の軌跡を辿る旅を通じて、伝えられたらと思っています」とコメントした。
出演者には
詩森ろば コメント
わたしの作家としての方向性を決定づけたのは中学生の時に読んだ石牟礼道子さんの「苦海浄土」です。水俣を描いたフィクションとノンフィクションを横断するこの文学に出会ったことで、わたしの人生は大きく決定づけられたと言っても過言ではありません。それから数十年、ジャーナリズムでなく、演劇のかたちで社会と向き合うことや、そのための在り方を、今も灯台のように照らし続けてくれています。
厳しい水質や大気の管理によってかたちとしての公害病は発生していませんが、今も変わらない経済重視の在り方で、世界的にも環境が破壊されており、それを生み出す社会構造はむしろ悪い方向へと向かっているように見えます。また国と企業のあいだで患者たちの人生が守られなかった痛みは、弱者を切り捨てていく現代へと繋がっている気がしてなりません。
水俣病は70年前の昔話ではなく、今を生きる私たちが学び、省み、そして生かしていかなければならない問題なのだということを、支援者たちの綺麗ごとばかりではない心の軌跡を辿る旅を通じて、伝えられたらと思っています。
serial number13「海の凹凸」
開催日程・会場
2026年2月27日(金)〜3月8日(日)
東京都 ザ・スズナリ
スタッフ
作・演出:
出演
※U-25チケット、障害者割引あり。
ステージナタリー @stage_natalie
serial number「海の凹凸」に竹下景子ら、水俣病支援者たちの心の軌跡描く(コメントあり)
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