KAAT DANCE SERIES「土の脈」開幕、北村明子「私たちのダンス捕獲の瞬間を」

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KAAT DANCE SERIES 2018 北村明子 Cross Transit project「土の脈」が、昨日10月12日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで開幕した。

KAAT DANCE SERIES 2018 北村明子 Cross Transit project「土の脈」より。(撮影:大洞博靖)

KAAT DANCE SERIES 2018 北村明子 Cross Transit project「土の脈」より。(撮影:大洞博靖)

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KAAT DANCE SERIES 2018 北村明子 Cross Transit project「土の脈」より。(撮影:大洞博靖)

KAAT DANCE SERIES 2018 北村明子 Cross Transit project「土の脈」より。(撮影:大洞博靖)[拡大]

Cross Transit projectは、北村明子が2015年に開始した、日本とアジアのアーティストと共に創り上げる国際共同制作プロジェクト。最新作となる本作は、インドの作曲家・音楽家のマヤンランバム・マンガンサナをドラマトゥルクに迎え、インドネシア、カンボジアのダンサーらと共に作品を立ち上げる。

開幕に際し北村は、「私たちのダンス捕獲の瞬間を、ぜひとも多くの皆様と分かちあえたら幸いです」と観客に呼びかけた。

上演時間は約1時間15分。公演は明日10月14日まで行われ、本日13日は、神奈川・山下公園で開催される「ディワリ・イン・ヨコハマ」にてマンガンサナが登壇するほか、18:30公演の終演後にはアフタートークも実施される。また本作は、20日には長野・まつもと市民芸術館でも上演される。

なおステージナタリーでは、本作がプログラムの1つとしてラインナップされている、KAAT DANCE SERIES 2018の特集を展開中。芸術監督の白井晃が、本作のほか伊藤郁女×森山未來、山田うん、映像作家・さわひらき×島地保武、ベトナムの“ヌーボー・サーカス”、ルーン・プロダクションの作品について語っている。

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北村明子コメント

横浜港の船の汽笛を聴きながら進めてきたクリエーションから、ついに初日を迎えることができました。舞台にアイデアを置いていく瞬間は、産声をあげる生き物を見守るかのような緊張感と喜びに満ちています。

ダンスという生き物との付き合いでは、日毎に変わりゆくメディアである生身の身体は、私たちにとって敵にも味方にもなるものです。これは生み出した先から立ち消えていく、舞台の一回性の醍醐味でもあります。

横浜と松本での公演はあと4回。私たちのダンス捕獲の瞬間を、ぜひとも多くの皆様と分かちあえたら幸いです。

KAAT DANCE SERIES 2018 北村明子 Cross Transit project「土の脈」

2018年10月12日(金)~14日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

2018年10月20日(土)
長野県 まつもと市民芸術館

演出・構成・振付・出演:北村明子
ドラマトゥルク・音楽提供・出演:マヤンランバム・マンガンサナ(インド・マニプール)
振付・出演:柴一平、清家悠圭、川合ロン、西山友貴、加賀田フェレナ、チー・ラタナ、ルルク・アリ
出演:阿部好江

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