本作は、作家の
南相馬在住の70代の男女を話者、7人の俳優たちを演者として登場させる。上演に際し柳は「わたしは、生あるうちに大切な記憶に別れの言葉を述べ、懇ろに弔いたいと思う。『町の形見』は、記憶のお葬式です」とコメントしている。
柳美里コメント
人は記憶を抱えて生きている。
生涯、生々しい感情を伴う大波のような記憶もあれば、日々の暮らしの中で
繰り返されることによって刻まれるさざなみのような記憶もある。
人は、誰しも死ぬ。
死ねば、夥しい記憶の群れもまた、無になる。
わたしは、生あるうちに大切な記憶に別れの言葉を述べ、懇ろに弔いたいと思う。
『町の形見』は、記憶のお葬式です。
柳美里 @yu_miri_0622
青春五月党が復活公演、柳美里「『町の形見』は、記憶のお葬式です」 https://t.co/5EkdmdKn8C