財団、江本純子「事務王1」市役所の窓口を観察したノートをもとに創作

財団、江本純子「事務王1」が、6月27日から7月1日まで東京のギャラリー・ルデコ 5Fで上演される。

本作は作・演出を手がける江本純子が自らが望む生き方を醤油に例えた“醤油理論”にもとづき、「醤油理論から始まる新しいセックスの形」と銘打って上演する演劇作品の3作目。今回は、市役所に設けられた臨時福祉給付金窓口で江本自身が記録した観察ノートをもとに創作され、“作品を作ることや作品に触れることのない人たち”の実態が描き出される。

江本は4月の「忘れていくキャフェ」に始まった「醤油理論」シリーズについて、「観客と共に、一緒に作る出演者と共に、耕しあって、生まれていく作品もこの3ヶ月で少しずつ進化してきました」とコメントしている。