本作は、藤田の近作である「カタチノチガウ」「0123」「sheep sleep sharp」の完結編。上演に向けて藤田は「約一年ぶりの新作である。 東京芸術劇場との関わりも、ここまでじっくりと積み重ねてきた。プレイハウスで発表する作品としては、これで三作目」と現在までの足跡を振り返り、さらに「現在という、ほんとうのことを、舞台のうえで繰り広げていきたい」と意気込みを述べている。
出演者には初舞台の
藤田貴大コメント
マームとジプシーがここ数年で発表してきた「カタチノチガウ」、「sheep sleep sharp」の完結編として、「BOAT」という作品を発表しようとおもっている。約一年ぶりの新作である。
東京芸術劇場との関わりも、ここまでじっくりと積み重ねてきた。プレイハウスで発表する作品としては、これで三作目。あの空間にて、『小指の思い出』、『ロミオとジュリエット』と描いてきたけれど、今回ははじめて、ぼく自身がぼく自身の言葉を扱って、書き下ろす。
このふたつのタイミングが合致したことに、ある熟成をかんじつつ、さらなる到達点を共に目指していきたいとかんがえている。
この作品を、この空間にて、描く必要をかんじているのは、現在だからだろう。しかしそれは、現在という時間を過ごしていれば、自然と、必然的に揺りだされるもので。現在という空気のなかで、深く呼吸するように、しかしこのことだけをかんがえて、つくっていこうと準備している。これは、寓話でも神話でもなくて、ほんとうのことだとおもっている。現在という、ほんとうのことを、舞台のうえで繰り広げていきたい。
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