草笛光子と松岡昌宏が5年ぶりに共演、「新・6週間のダンスレッスン」上演決定

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「新・6週間のダンスレッスン」が9月から11月にかけて、東京、金沢、福岡、大阪にて上演され、初演からリリー役を務める草笛光子のほか、ダンスパートナー役としてTOKIOの松岡昌宏が出演することが発表された。

「新・6週間のダンスレッスン」ビジュアル

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2001年にアメリカ・カリフォルニアで初演された本作。日本では06年の初演以来、度々上演を重ねており、今回で上演回数通算200回に到達する。68歳の未亡人リリー・ハリソンと45歳のダンスインストラクター、マイケルの心の交流を描いた二人芝居で、劇中ではスイング、タンゴ、ワルツ、フォックストロット、チャチャチャ、コンテンポラリーといったさまざまな踊りが繰り広げられる。

草笛は本作で第14回読売演劇大賞優秀女優賞、第29回松尾芸能賞演劇大賞を受賞しており、本作を自らのライフワークと語る。また相手役の松岡昌宏とは、2013年上演の「ロスト・イン・ヨンカーズ」で共演経験があり、5年ぶりの顔合わせとなる。さらに今回、上演台本・演出を鈴木勝秀が担当。装いを一新しての上演となる。

草笛は松岡について「『ロスト・イン・ヨンカーズ』では親子役で共演したのですが、一緒に舞台に立っているときからこの人はマイケルだとずっと思っていました。それで、過去の『6週間のダンスレッスン』も観て頂き、ずっとアプローチしていました(笑)」と語り、「松岡さんは演技が“時代な人”。その時々によって変わっていく素敵な人だと思います」とその魅力を評している。

一方の松岡も「一言でいうと草笛さんは本当にかっこいい女優ですよね。チャーミングなところもかっこいいんですよ。普段“ママ”と呼ばせていただいており、チャーミングな印象がありますが、舞台の幕を閉じた後の姿が本当にかっこよく素敵です。今回、5年越しの草笛さんからのラブコールで実現できたので頑張ります」と意気込みを語っている。

公演は9月29日から10月21日に東京・よみうり大手町ホール、10月26・27日に石川・北國新聞赤羽ホール、10月30・31日に福岡・ももちパレス 大ホール、11月3・4日に大阪・サンケイホールブリーゼにて行われる。

草笛光子コメント

作品への意気込みについて

毎回、意気込んでいますが、今回は松岡昌宏さんがお相手ということで、彼のことはずっとマイケル役が似合うと思っていたので、今からとても楽しみです。演出家が今回から鈴木勝秀さんに変わるとのことで、音楽は生演奏で、舞台セット、振付、衣裳、全てを一新します。長い間演じてきたからこそ、新しい気持ちでできるのは、とても楽しみです。

共演の松岡昌宏について

「ロスト・イン・ヨンカーズ」では親子役で共演したのですが、一緒に舞台に立っているときからこの人はマイケルだとずっと思っていました。それで、過去の「6週間のダンスレッスン」も観て頂き、ずっとアプローチしていました(笑)。
いままでは“ママ”と呼ばれてきたけど、これからはママとは呼ばせないつもりです(笑)。
松岡さんは演技が“時代な人”。その時々によって変わっていく素敵な人だと思います。

今回の公演で200回公演を迎えることについて

前回の公演からしばらく間が空いたので体が持つかと不安ではありますが、稽古も始まりますので、元気に頑張れればなと思います。

松岡昌宏コメント

作品への意気込みについて

「ロスト・イン・ヨンカーズ」以来、5年ぶりに共演できる嬉しさがあります。また、前作を拝見しているからこそのプレッシャーもあります。草笛さんから「楽しく新しいものを創りましょう」とお言葉を頂きましたので、この二人だからこそできる新しい作品を創り上げられたらと思います。

草笛光子について

一言でいうと草笛さんは本当にかっこいい女優ですよね。チャーミングなところもかっこいいんですよ。普段“ママ”と呼ばせていただいており、チャーミングな印象がありますが、舞台の幕を閉じた後の姿が本当にかっこよく素敵です。今回、5年越しの草笛さんからのラブコールで実現できたので頑張ります。

劇中で披露する社交ダンスについて

ジャズやヒップホップの経験はありますが、社交ダンスの経験はほとんど初めてなので、新しい世界に飛び込んでいくような気持ちで頑張ります。

鈴木勝秀コメント

作品への意気込みについて

新たなものを創る気持ちで行きたいと思います。演出家が変わると切り口が変わってくるので、この戯曲をこれまで観たことある方もまた新たなものとして楽しめるのではないかなと思います。また現段階で、舞台美術を一新し、音楽は生演奏を考えています。翻訳はそのままで、ニュアンスや言葉づかいをかえることにより、また違ったものとしてお見せしていきます。

キャストについて

草笛さんと松岡さん。二人ともしっかりとした存在感なので、そのまま演じていただければなと思いますね。
また、初演からリリーを演じている草笛さんが新しい演出でどの様にリニューアルするか期待して頂きたいですね。

見どころについて

本作はアメリカの戯曲ではあるけれど、孤独とどう向き合っていくのか、孤独である人間同士がどう向き合っていくのかと、年齢関係なく、現代にものすごく共感を得られる作品だと思っています。だからこそ、今、新しく創り直すということに、とても意味があると思っているので、ぜひ足を運んでいただければと思います。

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「新・6週間のダンスレッスン」

2018年9月29日(土)~10月21日(日) 
東京都 よみうり大手町ホール

2018年10月26日(金)・27日(土)   
石川県 北國新聞赤羽ホール

2018年10月30日(火)・31日(水)   
福岡県 ももちパレス 大ホール

2018年11月3日(土・祝)・4日(日)    
大阪府 サンケイホールブリーゼ

原作:Richard Alfieri
翻訳:常田景子
上演台本・演出:鈴木勝秀
振付:名倉加代子
出演:草笛光子松岡昌宏

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読者の反応

ありんこ🎸 @arinkomama

これって前に西島隆弘くんとやってなかったかなぁ。スズカツさんの演出なのね。いいなぁ

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