両作はデラシネラが東京・シアターXで展開している「白い劇場シリーズ」の、第1弾と第2弾で上演されたもの。「分身」では自分の“分身”と出会った青年が、“分身”によって身を滅ぼされる様が、「椿姫」では高級娼婦と青年の出会いから死までが描かれる。
演出の
小野寺修二 コメント
カンパニーデラシネラ「椿姫/分身」再演を、世田谷パブリックシアターにて3月21日(水・祝)まで行います。三年間にわたって若者(原則30歳以下)と取り組んだ「白い劇場シリーズ」という昨年度まで行っていた企画があり、その中から二作品の再演です。そこでは演劇とダンスを、身体と声で、時間を目一杯かけてああだこうだ言いながら作品を作っていました。今回再演にあたり再公募し(年齢取り払い)、倍近い人数、2作品合計22名で行います。白い劇場シリーズでの大変濃い三年間がベースになっています。丁寧に演劇的な実験を繰り返してつくった作品です。「椿姫」は、「CoRich舞台芸術まつり!2016」にてグランプリを受賞しました。役者の身体でここまで想像させられる。演劇に興味のある人も、ダンスに興味のある人も、そして舞台に興味のない人も、身体の可能性について是非是非目撃頂きたいです。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。