フランスの劇作家ポール・クローデルによる「繻子の靴-四日間のスペイン芝居-」が6月9・10日に静岡・静岡芸術劇場で上演される。
2016年にも京都で上演された本作は、クローデルが大使として滞日中に書き上げた戯曲。「一日目」「二日目」「三日目」「四日目」の4部から構成される大作となっており、かつて本国では徹夜での上演も行われていた。大航海時代のスペインを舞台に、人妻のドニャ・プロエーズと騎士のドン・ロドリックによる、カトリック世界では許されない恋が描かれる。
クローデルの生誕150周年を記念する今回は、2016年の初演と同じくフランス文学者で演出家の渡邊守章が翻訳・構成・演出を手がけ、30分の休憩を3回挟んで8時間超の全編上演が行われる。なお渡辺は05年と08年に本作の「朗読オラトリオ版」、14年に「二日目」第13場の「二重の影」をマルチメディアパフォーマンス作品として上演した。
出演者には前回に続き
「ポール・クローデル生誕150周年記念『繻子の靴-四日間のスペイン芝居-』」
2018年6月9日(土)・10日(日)
静岡県 静岡芸術劇場
作:ポール・クローデル「繻子の靴」(岩波文庫)
翻訳・構成・演出:渡邊守章
映像・美術:高谷史郎
音楽:原摩利彦
出演:
※岩崎小枝子の「崎」はたつざきが正式表記。
関連記事
剣幸のほかの記事
リンク
- 『繻子の靴』
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
竹串 @sttkgs
上演8時間超のクローデル「繻子の靴」が再び、初演に続き剣幸ら - ステージナタリー https://t.co/xAn0aZpVWG
静岡公演だそうです。