3月から4月にかけて東京、愛知、兵庫、愛媛で上演されるタクフェス「春のコメディ祭!『笑う巨塔』」の製作発表会が、本日1月11日に東京都内で行われた。
タクフェスは、
製作発表には宅間、
浩美の娘・ふみを演じる篠田は、最近初めて観たと言う宅間の作品の魅力を「泣いたり笑ったり忙しくて、観客も舞台を一緒に作っている感覚になれる」と話す。続けて、「新たな自分を探せそうで、楽しみです」と期待をのぞかせた。代議士秘書の山之内蓮太郎役の松本は「『笑う巨塔』なのに全然笑えていないんですが」と緊張の面持ちでマイクを握り、「全部出していきたいです」と意気込みを語る。松本から年賀状が届いたと言う宅間が「『バシバシしごいてください!』とか書いてあるかなと思ったら、『お手柔らかに』って」と明かすと、松本は「宅間さんは怖いって聞いていたので……」とはにかんだ。
前回に続いて浜村惣一朗役を演じる石井は「キャストが変われば関係性が変わりますし、それに飲まれて右往左往したい」と笑顔で期待を述べる。宅間が「この役を演じる人、石井さん以外に思いつかなかったんです」と続けると、石井も「新たにチャレンジできるなと思いました」と頷いた。代議士秘書の芥川を演じる梅垣はこれまでにも宅間の作品を観ていたと言い、「笑いも涙もあって、宅間さんが芝居をエンタテインメントとして捉えているところに共感します」と述べる。また「観劇しながら泣いてしまうと俺いい客だなと思いますし、『上手く客を泣かせやがって』って嫉妬しちゃう(笑)」と続けた。
浩美の妻・恒子役のかとうは「コメディということで場違いかとは思いますが」と切り出し、記者たちの笑いを誘う。そして「背の高い娘だから、母親似ですね」と自身の娘役を演じる篠田に視線を送り、「コメディができるかすごく不安ですが……挑戦です!」と意気込みを語った。看護師長・絹江を演じる鳥居は「いつもは患者役が多いのかな……」と呟く。個性豊かな面々がそろう稽古について宅間が「鳥居さんが心配」と漏らすと、鳥居は立ち上がって「ちゃんとやりますよ! ちゃんと稽古にも行きます!」と反論し、会場を大きな笑いで包んだ。
とび職の浩美を演じる片岡は、今回が25年ぶりの舞台出演。「セリフを覚えられるか不安」と笑い、「絵が描きたかったので舞台には出なかったんだけど、そろそろ遊びたいなと思っていたらオファーをもらいました」と出演の経緯を明かした。片岡は宅間の作品への印象を「ノスタルジックな下町の匂いがある。宅間さん自身の生い立ちや人生のバックボーンを感じます」と語り、「ヨガをやってから、全開で稽古場に行きたい」とやる気満々の様子を見せた。
最後に宅間が「僕の作品の中で唯一DVDになっていない幻の作品です。劇場でお待ちしています」と呼びかけ、会見を締めくくった。本公演のチケットは1月13日に一般発売がスタートする。
タクフェス「春のコメディ祭!『笑う巨塔』」
2018年3月29日(木)~4月8日(日)
東京都 東京グローブ座
2018年4月13日(金)~15日(日)
愛知県 愛知県産業労働センター ウインクあいち 大ホール
2018年4月17日(火)~22日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2018年4月24日(火)
愛媛県 ひめぎんホール サブホール
作・演出:
出演:宅間孝行、
関連記事
宅間孝行のほかの記事
リンク
- TAKUMA FESTIVAL JAPAN(タクフェス) | 宅間孝行のエンターテインメントプロジェクト「TAKUMA FESTIVAL JAPAN(タクフェス)」公式サイト
- タクフェス (@TAKU_FES_JAPAN) | Twitter
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ステージナタリー @stage_natalie
タクフェス「笑う巨塔」製作発表、鶴太郎「ヨガ後に全開で稽古場へ」 #宅間孝行 #篠田麻里子 #松本享恭 https://t.co/uslauGK2aW https://t.co/JrJOFOJdsD