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タクフェス「笑う巨塔」開幕、鶴太郎と宅間が「板の上でファイト」

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タクフェス「春のコメディ祭!『笑う巨塔』」公開ゲネプロより。

タクフェス「春のコメディ祭!『笑う巨塔』」公開ゲネプロより。

タクフェス「春のコメディ祭!『笑う巨塔』」が去る3月29日に東京・東京グローブ座で開幕。公演に先駆け、同日ゲネプロと囲み取材が行われた。

宅間孝行が主宰するタクフェスは、“楽しめる、グッとくる、盛り上がれる!”をモットーに活動するエンタテインメントプロジェクト。今回上演されるのは、宅間が所属していた東京セレソンデラックスで2003年に「HUNGRY」の題で初演され、12年に同劇団の最終公演「笑う巨塔」として再演された作品だ。出演者には宅間のほか篠田麻里子松本享恭石井愃一梅垣義明かとうかず子鳥居みゆき片岡鶴太郎らが名を連ねている。

物語の舞台となるのは、とある病院の待合スペース。検査入院したとび職の親方とかつての弟子、総裁選の前に倒れた代議士やその秘書、元横綱、医師、看護師などが登場し、それぞれの事情が交錯することで事件が起きる。

囲み取材には宅間、篠田、松本、梅垣、鳥居、かとう、石井、片岡が出席した。宅間は「本日初日なのでここ(ゲネプロ)からもう一段上げていきます」と気合十分。続けて「コメディはお客様の笑いがあって作品が完成する」と話し、「お芝居だけじゃなくイベントなども盛りだくさんのエンタテインメントになっていますので、ぜひ劇場に遊びにお越しください。待ってます!」と呼びかけた。

本格的なコメディ作品にほぼ初めての参加となる篠田は、アドリブが多いという片岡について「めちゃくちゃセリフを間違えるんです(笑)」と暴露しつつ、「でもそんなアドリブをいろんなところから拾うことや、きちんと修正してくださるところは『さすがだな』と思います」と賛辞を送った。また松本は「テンションを上げろと怒られて、悔しくて(テンションを)上げるものの、また怒られて上げての繰り返しで」と稽古を振り返る。これを受けた宅間が「俺がすごく怒っているみたい……」と述べると、松本は「いやいや! 宅間さんはとても優しいですし、必要なことを的確にアドバイスいただいています」と訂正した。

続いて梅垣は「初日本番までの間にこのあとダメ出しがあります。それがとにかく怖いです(笑)」と茶目っ気たっぷりに心情を明かし、鳥居は「すごく楽しくやれています」とコメント。また本作の製作発表で宅間が「(鳥居と稽古するのが)一番大変そう」と評したことについて、宅間が「稽古場では意外に頼りになるんですよ」と話すと、これを受けた鳥居は「でしょでしょ!」とガッツポーズした。

かとうは片岡のアドリブが「毎回恐ろしい」と述べつつ、作中のダンスシーンについても触れ、「ゲネプロの前にもダンスの練習を3回していまして、今日はゲネプロを含めてもう4回踊っていて汗だくです。いい汗かいています!」と充実ぶりを語った。さらに、自身の息子がゲネプロを観劇していたという石井は「振りが違う」とダメ出しを受けたことを明かし、「年齢を理由にするなと言われています」と冗談交じりに述べた。

最後に25年ぶりの舞台出演となる片岡が挨拶し、「宅間さんと絡むところは……ほとんどアドリブです(笑)。板の上でファイトしています」と明かす。また体力面について話題が及ぶと、ヨガマスターとして知られる片岡は「芝居が2時間半、ヨガが7時間ですから全然こたえてないです……でも本当はちょっとキツい(笑)」と笑顔で語った。

東京公演は4月8日まで。その後、4月13日から15日まで愛知・愛知県産業労働センター ウインクあいち 大ホール、17日から22日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、24日に愛媛・ひめぎんホール サブホール、30日に福井・越前市文化センター 大ホールで上演される。

タクフェス「春のコメディ祭!『笑う巨塔』」

2018年3月29日(木)~4月8日(日)
東京都 東京グローブ座

2018年4月13日(金)~15日(日)
愛知県 愛知県産業労働センター ウインクあいち 大ホール

2018年4月17日(火)~22日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2018年4月24日(火)
愛媛県 ひめぎんホール サブホール

2018年4月30日(月・振休)
福井県 越前市文化センター 大ホール

作・演出:宅間孝行
出演:宅間孝行、篠田麻里子松本享恭 / 石井愃一梅垣義明 / 佐藤祐基越村友一北代高士、堀川絵美、梛野里佳子、想乃、豊泉志織渡辺碧斗 / かとうかず子鳥居みゆき / 片岡鶴太郎

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