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濱田めぐみ&平原綾香が熱唱!柿澤勇人、久々の“人を殺めない役”に安堵

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左から柿澤勇人、平原綾香、濱田めぐみ、大貫勇輔。

左から柿澤勇人、平原綾香、濱田めぐみ、大貫勇輔。

ミュージカル「メリー・ポピンズ」の製作発表が、本日11月21日に都内で行われた。

P.L トラヴァースの小説をもとに、ウォルト・ディズニーとキャメロン・マッキントッシュが製作した映画「メリー・ポピンズ」をミュージカル化した本作。今回の日本初演では、主人公の家庭教師・メリー・ポピンズ役を濱田めぐみ平原綾香、バート役を大貫勇輔柿澤勇人がWキャストで演じる。

約200人のオーディエンスを招いて行われた会見には、濱田ら16人のプリンシパルが登壇。まず最初に濱田、平原、大貫、柿澤による「Chim Chim Cher-ee」、濱田、平原による「Practically Perfect」、プリンシパル16人による「Jolly Holiday」が披露されたのち、プロデューサーのキャメロンによるビデオメッセージが上映された。

そしてキャストの挨拶へ。タイトルロールを演じる濱田は「『メリー・ポピンズ』、満を持して日本で初上演いたします。夢の世界が舞台上でどのように表現されるのか、皆様楽しみに待っていてください」と晴れやかな表情で語り、同じくメリー・ポピンズ役を演じる平原は「『ラブ・ネバー・ダイ』『ビューティフル』に続いて、3作目のミュージカル出演となります。『メリー・ポピンズ』は、幸せになる魔法がいっぱい詰まった作品だと思うので、めぐさん(濱田)の背中を追いかけながらがんばっていきたいと思います」と濱田に視線を送る。

ディズニーの作品の魅力について、濱田は「まず発想が飛び抜けていますよね。そしてそのイメージを具現化して、実際にプレイヤーが演じてみせられることこそ、ディズニー作品のだいご味だと思います。その世界観を明確にクリアに表現して、“夢の形”を皆さんにしっかりお届けしたいです」と力強く回答。また自身が演じるメリーのイメージを問われた平原は「以前、前世を占ってもらったときに、『平原さんは、まだ地球に慣れていない』と言われたことがあったんです。メリーは宇宙人のようなイメージなので、最初は演じるのが難しそうだなと思ったのですが、自分が宇宙人だった頃を思い出してがんばります(笑)」と面白エピソードを披露し、会場の笑いを誘った。

メリーの親友・バート役の大貫は「プレッシャーもありますが、日本初演のオリジナルキャストに選んでいただけたことをうれしく思います。“世界で一番踊れるバート”と言ってもらえるようにがんばります」と自身の得意分野をアピール。一方、同役を演じる柿澤は「やっと人から愛される役を演じさせていただくことになりました。というのも、『デスノート THE MUSICAL』や『フランケンシュタイン』では、数千人規模で人を殺めてきたので……(笑)」と近年の出演作を振り返り、「『メリー・ポピンズ』では誰も死なないし、僕が演じるバートは誰も追い詰めません。そんな愛されるバートを大貫くんと演じていきたいと思います。よろしくお願いします」と挨拶。またダンスが苦手と肩を落とす柿澤に、平原が「そんなことない! 上手だったよ」と励ますと、柿澤は落胆の表情から一転、「ダンス好き!」と満面の笑みを浮かべた。

バンクス一家の主人ジョージ・バンクス役を演じるのは、駒田一山路和弘。駒田は「小さな頃に観ていた『メリー・ポピンズ』で、まさか自分が父親役をやるとは思っておりませんでした(笑)」と心境を明かし、山路は「年齢的に、父親役というよりおじいちゃん役なのではなんて思ったりもしますが、若いふりをして演じていきたいと思います」とおどけてみせる。さらに、ジョージの妻ウィニフレッド・バンクス役を務める木村花代は「持ち前の明るさと根性で、皆様に愛されるウィニフレッドを演じたい」と決意を語り、同役の三森千愛は「子供の頃から大好きだった『メリー・ポピンズ』の世界の住人になれるなんて、夢のようで未だに信じられません。ウィニフレッドとして精一杯ジョージを支えていきたいと思います」と抱負を述べた。

日本初演版「レ・ミゼラブル」から交流のある島田歌穂、鈴木ほのかが演じるのは、バードウーマンとミス・アンドリューの2役だ。自身の役どころについて島田は「心優しいバードウーマンと、怖ーい怖ーいミス・アンドリューを演じます。両極端な役で苦労すると思いますが、『レ・ミゼ』以来の旧友であるほのちゃん(鈴木)と一緒にがんばっていきたい」と微笑み、鈴木は「『メリー・ポピンズ』という大作に出演させていただくことをうれしく思います。最近ちょっと子供に厳しい役が続いているので、ミス・アンドリュー役については心配ないかなと思っています(笑)」とニコリ。続いて、ブーム提督、頭取役を演じるコング桑田は「片仮名の名字の人間しか演じることができない役ということで、パパイヤ(鈴木)さんと2人でがんばっていきます!」と宣言し、Wキャストのパパイヤ鈴木は「コングさんとどれだけ仲良くなっても、本番でお会いすることはないと先ほど気付きました。コングさんの出演回を観に行きたいと思います(笑)」と冗談交じりに語った。

バンクス家の家政婦ミセス・ブリル役の浦嶋りんこ久保田磨希が、互いがあこがれの存在であることを吐露し合うと、会場はますます和やかな雰囲気に。和気あいあいとした空気の中、バンクス家の使用人ロバートソン・アイを演じる小野田龍之介は「いちミュージカルファン、ディズニーファンとして、このミュージカルが日本で上演されることをうれしく思います。Wキャストのもう中学生さんとしっかりお稽古をして、よい公演にできるよう精進します」と意気込みを語り、同役のもう中学生にマイクを託す。今回が初ミュージカルとなるもう中学生は「お刺身のパックに入っている菊のような形でお邪魔させていただきます」と柔らかな笑顔で挨拶。また出演が決定したときの心境について、「お鍋をやっていて、しいたけを腕時計の上に落としてしまったような心境でした」と答えると、すかさず柿澤が「もう中さん、若干スベってます……!」とツッコミを入れる一幕も。最後にもう中学生が「気合を入れて、心の底から楽しみたいと思います」とコメントし、16人のプリンシパルによる挨拶を締めくくった。

この後、アンサンブルメンバーを含む総勢39人のキャストで、劇中歌「SUPERCALIFRAGILISTICEXPIALIDOCIOUS」を披露。観客の声援に送られながら、キャスト一同は会見場をあとにした。

ミュージカル「メリー・ポピンズ」は、2018年3月25日から5月7日まで東京・東急シアターオーブ、5月19日から6月5日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。チケットの一般販売は12月16日10:00に開始する。さらにこのたび、濱田&大貫ペア、平原&柿澤ペアの扮装姿が初公開された。

ミュージカル「メリー・ポピンズ」

2018年3月18日(日)~24日(土)※プレビュー公演
2018年3月25日(日)~5月7日(月)
東京都 東急シアターオーブ

2018年5月19日(土)~6月5日(火)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

オリジナルクリエイティブスタッフ

原作:P.L トラヴァース
オリジナル音楽・歌詞:リチャード・M・シャーマン、ロバート・B・シャーマン
脚本:ジュリアン・フェロウズ
追加音楽・歌詞:アンソニー・ドリュー、ジョージ・スタイルズ
演出:リチャード・エア
共同演出・振付:マシュー・ボーン
共同振付:スティーヴン・メア

キャスト

メリー・ポピンズ濱田めぐみ / 平原綾香
バート:大貫勇輔 / 柿澤勇人
ジョージ・バンクス:駒田一 / 山路和弘
ウィニフレッド・バンクス:木村花代 / 三森千愛
バードウーマン、ミス・アンドリュー:島田歌穂 / 鈴木ほのか
ブーム提督、頭取:コング桑田 / パパイヤ鈴木
ミセス・ブリル:浦嶋りんこ / 久保田磨希
ロバートソン・アイ:小野田龍之介 / もう中学生

石川剛、エリアンナ、小島亜莉沙、丹宗立峰、長澤風海、般若愛実 /(以下五十音順)青山郁代、五十嵐耕司、石井亜早実、大塚たかし、岡本華奈、風間無限、工藤彩、工藤広夢、熊澤沙穂、斎藤准一郎、高瀬育海、高田実那、田極翼、照井裕隆、中西彩加、華花、樋口祥久、藤岡義樹、藤咲みどり、三井聡、武藤寛

※高田実那の「高」ははしご高が正式表記。

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