IH初日ゴールに向けてヒートアップ！「弱虫ペダル」本日スタート

「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇～ヒートアップ～」が本日10月19日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。

西田シャトナーが脚本・演出を手がける本作は、「週刊少年チャンピオン」（秋田書店）にて連載されている渡辺航の自転車競技マンガが原作。今作では、2年生になった小野田坂道たちのインターハイ初日のゴールまでが描かれる。

最後尾に沈んでしまった坂道に代わり、箱根学園の天才クライマー・真波と熾烈なレースを繰り広げる総北高校キャプテン・手嶋の奮闘、そして総北、箱学、京都伏見による三つ巴のゴール争奪戦など、劇中では手に汗握るレースが展開。また今作からは、古賀公貴役の本川翔太、葦木場拓斗役の富永勇也、黒田雪成役の蒼木陣、山口紀之役の一瀬悠が新キャストとして参加している。

ゲネプロ前に行われた囲み取材には、小野田坂道役の醍醐虎汰朗、今泉俊輔役の和田雅成、鳴子章吉役の百瀬朔、泉田塔一郎役の河原田巧也、葦木場役の富永、御堂筋翔役の林野健志が出席。座長の醍醐は「前作の『～スタートライン～』と違って、今回は最初からレースシーン。『弱虫ペダル』ならではの熱量であったりバイブレーションを、より多く伝えることができる作品になっているんじゃないかなと思います」と見どころを語る。

前作からの続投となる和田は「『～ヒートアップ～』というタイトルをいただいたので、タイトルに負けないくらい僕たちもヒートアップしていきたい」と目を輝かせ、同じく前作から出演している百瀬も和田に同意。「僕は最後まで走り抜けるという、バトンをいただく役なので、前回受け取ったバトンや、これまでの作品の気持ちも全部繋いでヒートアップしていきたい」と宣言した。

新キャストとなる富永は「初日を迎えられて、純粋にうれしいです」と感慨深げに述べ、「初めて『ペダステ』に参加させていただくんですけど、稽古で自分がやったことすべてを、初日でぶつけたいと思ってます」と意気込む。箱学のキャプテン・泉田を演じる河原田は、今作で9度目の出演。「演出のシャトナーさんは“キャプテンをがチームを引っ張っていく”ということを大事にされる方なので、責任を持ってやらせていただきました。素晴らしいチームを作れたと思いますし、素晴らしい総北、素晴らしい京伏、素晴らしいパズルライダー、それぞれの思いがぶつかって、この作品がまた1つ盛り上がっていくのじゃないかと思ってます」と仕上がりに自信をのぞかせる。

また7月にフランス・パリにて開催された「Japan Expo 2017」に、「舞台『弱虫ペダル』」で参加したことを振り返った林野は、「この『弱虫ペダル』という作品は、もっと日本を代表できる作品になってもいいんじゃないかと思うくらい海外の評価を頂いてるので、それを日本のお客さまにこの舞台で返したい」と意気込んだ。

最後に醍醐は「この舞台を観たことがきっかけで、普段生きる上での何か変わってもらえたらうれしい」と思いを口にし、「前回は初舞台初主演と“初”ばっかりだったんですけど、今回は初めてじゃないので、もっと成長した小野田坂道を見せることができるんじゃないかなと思ってます。ぜひ楽しみにしてください！」と観客にアピールした。

上演時間は休憩なしの約2時間15分。東京公演は10月23日までで、その後10月26日から29日まで大阪・大阪メルパルクホールにて上演される。また本公演のBlu-ray / DVDは、2018年2月7日に発売。さらに10月29日の千秋楽公演が、映像配信サービス・GYAO!が運営する特設ページ・ニゴステにて生配信されることも決定した。