鉄郎役は中川晃教！松本零士「銀河鉄道999」児玉明子演出で舞台化

40周年を迎える松本零士のSFマンガ「銀河鉄道999」の舞台化が決定。「舞台『銀河鉄道999』～GALAXY OPERA～」のタイトルで、2018年6月から7月にかけて東京、福岡、大阪で上演される。

裕福な人々が機械化人となり、永遠の命を謳歌する未来を舞台とした「銀河鉄道999」は、機械伯爵に母を殺された主人公・星野鉄郎が、謎の美女メーテルとともに、銀河超特急999号に乗り込み、宇宙空間を旅する物語。1977年に連載が開始され、翌78年にテレビアニメ化、さらに79年には劇場版アニメが上映されたヒット作だ。

1979年に公開された劇場版第1作目をもとにした舞台版では、鉄郎が時間城で機械伯爵と対決するまでのストーリーがオリジナルシーンを交えながら描かれ、脚本を坪田文、演出を児玉明子が担当。第24回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞した中川晃教が鉄郎役を演じ、メーテル役をハルカ、機械伯爵役を染谷俊之、大山トチロー役を入野自由、キャプテン・ハーロック役を平方元基が務める。またクイーン・エメラルダス役として、凰稀かなめが特別出演することも明らかになった。

出演決定にあたり中川は「しっかりと命を吹き込めるよう、銀河鉄道999に関わるすべての方たちと、そしてそれを観に来てくださるお客様と、素敵な銀河の旅が出来るよう、力いっぱい頑張ります」と意気込みを語り、ハルカは「零士先生がメーテルに託した少年たちの夢をしっかりと受け継ぎ、誰よりも強く美しい女性を演じたいと思っております」と決意を述べた。

公演は2018年6月23日から30日まで東京・明治座、7月21・22日に福岡・北九州芸術劇場 大ホール、7月25日から29日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。なおクレア役のキャストについては後日発表される。

中川晃教コメント

「銀河鉄道999」が生まれてから40年。松本零士先生の分身でもある鉄郎を通して、先生と心を重ねられる喜びと緊張とが入り混じった気持ちです。今観てもなにかが心に感じられる、そんな素敵な作品の舞台化。しっかりと命を吹き込めるよう、銀河鉄道999に関わるすべての方たちと、そしてそれを観に来てくださるお客様と、素敵な銀河の旅が出来るよう、力いっぱい頑張ります。

ハルカ コメント

999号の乗客たちは紛れもなく、現代を生きる私たち自身です。誰もが夢を追い、まだ見ぬ星を目指し、自分の存在意義に迷いながら、二度と会えない誰かを思って終わりの見えぬ旅をしている。
私は、松本零士先生と星野鉄郎に幾度となく勇気付けられました。今度は私が、メーテルとして鉄郎を勇気付ける番です。そしてこの舞台を通して、鉄郎と同じように孤高の旅を続けている方達を、少しでも勇気付けられたならこんなに幸せなことはありません。零士先生がメーテルに託した少年たちの夢をしっかりと受け継ぎ、誰よりも強く美しい女性を演じたいと思っております。

松本零士コメント

私は鉄郎と共に今も旅を続けております。終着駅はまだまだです。舞台「銀河鉄道999」～GALAXY OPERA～、とても楽しみです。メーテル役のハルカさんは、美しくて、おだやかで、優雅な女性です。メーテルにふさわしい女性です。きっと少年たちを力づけてくれるでしょう。そして、自分の分身である鉄郎を中川晃教さんに演じていただけることが、光栄で心から感謝しています。とても嬉しいです。