ステージナタリー - 舞台・演劇の最新ニュースを毎日配信

「銀河鉄道999」テーマ曲披露に松本零士が感激、中川晃教「劇場に銀河が生まれる」

727

「銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~」制作発表記者会見より。

「銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~」制作発表記者会見より。

6月から7月にかけて上演される「銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~」の制作発表記者会見が、本日3月27日に東京都内で行われた。

制作発表では、まずプロデューサーの田口智博、脚本の坪田文、音楽監督の久保田修が登壇。田口は「原作が持つ世界観やメッセージ性を尊重したうえでオリジナルストーリーを書き加え、骨太な音楽劇の創造を目指します」と熱弁をふるう。坪田は脚本について「普遍的なメッセージが込められている作品です。そのきらめきをどのように舞台上で表現すればいいのか悩みながら書きました」と振り返った。そして久保田は「素晴らしい物語と共に音楽も語り継がれていくことができたら幸せだと思います」と展望を語った。

続いてキャストの中川晃教、ハルカ、凰稀かなめ平方元基入野自由矢沢洋子、そして原作者であり、本作の総監修を務める松本零士が登壇。本作のメインビジュアルが初公開されると、会場に詰めかけた約120名の一般オーディエンスから大きな拍手が送られる。メインビジュアルを目にした松本は「涙が出るほどうれしいです」と感激した様子で述べた。

星野鉄郎役の中川は「キャプテン・ハーロックに憧れる16歳の少年・鉄郎が、母の仇を取るため、そして永遠の命を求めて銀河鉄道999に乗り込みます。35歳が16歳を演じます……期待していただけたら!」と笑いを交えて挨拶する。

メーテル役のハルカは「メーテルは私にとっても謎が多いです。研究しながら作っていこうと思います」と述べ、大山トチロー役の入野は「男の中の男、みんなが憧れる存在がトチローだと思います。鉄郎の導き手となる大事な役です。緊張もありますが、楽しんで演じていきたいと思います」と笑顔を見せた。

今回が舞台初挑戦となる矢沢は、自身が演じるリューズ役について「今日の登壇者の役の中では唯一の機械化人の役です。ギターを持って歌うシーンもあるので精一杯がんばります」と意気込む。一匹狼の女海賊クイーン・エメラルダス役の凰稀は「まずは演じる私たちが楽しみながら、いい舞台をお見せできたらと思います」とコメントした。

キャプテン・ハーロック役の平方は「ハーロックは作中でみんなの憧れの的ということで、世界中のファンの方々にボコボコにされないように初日を迎えたいです」と笑いを誘いつつ「ハーロックは999には乗らないのですが、鉄郎を見守り、皆さんを宇宙の旅にいざなっていきたいと思います」と観客に呼びかけた。

原作者の松本は「銀河鉄道999」について「私が18歳の頃、出版社に呼ばれて上京するときに乗った汽車がC62の48号で、これが49号までしかない汽車だったんです。それで『999』というタイトルを思いつきました。『999』は1000に満たない未完成という意味です。そのときあの汽車に乗っていなければ、私の運命は違ったものになっていたかもしれない。この作品は私の青春です」と感慨深げに語り。キャスト陣の印象については「みんな素晴らしい方たちで、心から感謝しております」と感謝の意を表した。

中川が「松本先生の実体験も込められているということで、リアリティのある作品です。先生は80歳になられて、今なおこの“終わらない旅”を描き続けていらっしゃいます」と述べると、松本は「描き終わったら、あの世に行きそうなんで、まだがんばりたいですね」と返し、会場を笑いで包む。

また松本がキャラクターの名前について「ハーロックというのは私が小学生の頃、歩くときの号令だったんですよ。『ハーロック! ハーロック!』ってね」と明かすと、平方は「役作りのためにこれから毎日言います」と切り返した。

続いては中川が作曲した本作の主題歌が初披露される。中川を中心にキャスト陣が美声を響かせるとオーディエンスも手拍子で応え、その歌声を聴いた松本は「胸に染みました。少年の頃からの夢を皆さんが実際に演じてくださる。本当に夢みたいです」と感想を話す。また中川は楽曲について「旅立ちのその瞬間を歌った曲です」と解説した。

囲み取材には松本とキャスト陣が登壇。平方が「ハーロックは寡黙な人物なので、歌ったり踊ったりというのはイメージできませんが、音楽劇でどのように表現できるのか楽しみながら作っていきたいです」と語ると、記者から松本に「ハーロックが歌っちゃっていいんですか?」と質問が飛ぶ。松本は「構わないです。自由に、好きにやってください。お任せしますので気楽にがんばってください」とエールを送った。

最後に中川は「どのシーンとは言えませんが、実は舞台版のオリジナル要素として松本先生の役も登場するんです。映像や音楽、さまざまなクリエイターと共に作る総合芸術。劇場に銀河が生まれる瞬間に立ち会っていただければ」と呼びかけ、会見を締めくくった。

公演は6月23日から30日まで東京・明治座、7月21・22日に福岡・北九州芸術劇場 大ホール、7月25日から29日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて行われ、チケットの一般販売は3月31日10:00にスタートする。

「銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~」

2018年6月23日(土)~30日(土)
東京都 明治座

2018年7月21日(土)・22日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 大ホール

2018年7月25日(水)~29日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原作・総監修:松本零士
脚本:坪田文
演出:児玉明子
映像演出:ムーチョ村松

キャスト

星野鉄郎:中川晃教
メーテル:ハルカ
機械伯爵:染谷俊之
リューズ:矢沢洋子
シャドウ:雅原慶
クレア:美山加恋

大山トチロー:入野自由

車掌:お宮の松
トチローの母、鉄郎の母、プロメシューム(声の出演):小野妃香里
アンタレス:塚原大助

クイーン・エメラルダス:凰稀かなめ(特別出演)

キャプテン・ハーロック:平方元基

アンサンブル(男女別・五十音順):岡崎大樹、高木裕和、高橋里央、出口栄一、富田大樹、長尾哲平、中島大介、バレッタ裕、藤田勇紀、森内翔大、森田力斗、安里唯、池田美千瑠、新橋和、望月ちほ、安室夏、横関咲栄

ステージナタリーをフォロー