今年2017年8月末に閉館することが決まっている同劇場で、閉館直前に上演される本作。ブラックボックスである劇場自体に焦点を当て、時間と空間の無限性に迫る。
山下残コメント
劇場では演出家が、音がするからすいません、
エアコンをOFFにしてください、
そう劇場スタッフに伝えるのが普通の光景で、
しかしアトリエ劇研では演出家が暑さ寒さに耐え切れず、
すいませんエアコンをONにさせてください、
そうスタッフに懇願する。
我々を鍛えてくれる、ブラックボックス。
航空機事故後に回収されるフライトレコーダー、
米大統領の手元にある核ミサイル発射コード、
いろいろな意味を持っている。
アトリエ劇研のブラックボックス美しい。
汗臭い。壁の黒、綺麗に塗装されている。天井高い。
おもしろいこと、おもしろくないこと、いっぱいしたい。
舞台に花咲かない、ブラックボックスのクリエーション。
新作。
トイレに張り紙してあって、
30年前から脳裏にこびりついて離れなかった文言、
やっと陽の目を見れてよかったね。
無門館の水は二度流せ 詰まらぬ
身体、言葉、空間を素材にした舞台作品
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