文学座「中橋公館」本日開幕、上村聡史「80周年記念公演にふさわしい出来栄え」

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文学座「中橋公館」が本日6月30日に開幕する。

文学座「中橋公館」より。(撮影:宮川舞子)

文学座「中橋公館」より。(撮影:宮川舞子)

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文学座「中橋公館」チラシ

文学座「中橋公館」チラシ[拡大]

本作は文学座創立メンバーの1人である真船豊による1946年の戯曲。中国・北京で終戦を迎えた日本人一家が引き揚げを前に葛藤する姿を通して、祖国という概念に囚われた日本人をシニカルに描き出す。演出は多方面で活躍中の上村聡史、出演者には石田圭祐倉野章子浅野雅博らが名を連ねる。なお、3日は朝日新聞記者の山口宏子、倉野、上村が、5日は石田、浅野、木津誠之、名越志保、浅海彩子、吉野実紗が登壇し、アフタートークも開催される。公演は7月9日まで東京・紀伊國屋ホールにて上演されたのち、7月15・16日に兵庫・兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター 大ホールでも行われる。

文学座「中橋公館」より。(撮影:宮川舞子)

文学座「中橋公館」より。(撮影:宮川舞子)[拡大]

上演に際し上村は「文学座80周年の記念公演としてふさわしい出来栄えになったと思いますので、是非劇場で体験していただければ何よりです」と自信をのぞかせていてる。上村がステージナタリーに寄せたコメント全文は以下の通り。

上村聡史コメント

劇場でのリハーサルを終え、家族という人間愛に共感する部分と、故郷という愛国心にすがる人間を批評するような滑稽な部分とのバランスが、予想以上に刺激的に仕上がったように思います。それは、昭和21年という今から70年前ほどの戯曲ですが、今上演するに値するような新作のような手触りでもあります。文学座80周年の記念公演としてふさわしい出来栄えになったと思いますので、是非劇場で体験していただければ何よりです。

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文学座「中橋公館」

2017年6月30日(金)~7月9日(日)
東京都 紀伊國屋ホール

2017年7月15日(土)・16日(日)
兵庫県 兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター 大ホール

作:真船豊 
演出:上村聡史

キャスト

中橋徹人:石田圭祐
中橋あや:倉野章子
中橋勘助:浅野雅博
名越志保、浅海彩子、吉野実紗(「吉」はつちよしが正式表記)、福田絵里、前東美菜子、内堀律子 / 木津誠之、相川春樹、越塚学

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