「紳士のための愛と殺人の手引き」が、明日4月8日に東京・日生劇場にて開幕する。
本作は2014年度のトニー賞ミュージカル作品賞など4冠を手にした、今回が日本初演となるミュージカル。亡き母が裕福な家庭の末裔であることを知った息子モンティが、紳士の魅力と殺人によって相続権をいち早く奪取しようとするコメディだ。主演の
昨日4月6日には市村、ウエンツ、柿澤らが取材に応じ、意気込みを語った。市村はまず「意気込みね。ハーッ」と息を吐く動作をしてみせ、共演者たちを笑わせながら「今まで吸収してきたことを出し切ろうと思います」と述べる。さらに「見どころは、8役を演じる上での早替えですね。1番早い着替えは32秒です。果たして無事に舞台に出てくるのかこないのか(笑)」とおどけてみせた。
今後もこの役を、「ミス・サイゴン」のように演じ続けていきたいかという質問には「ノーコメントですね(笑)」と回答。「僕も忙しいし、このキャスト陣も皆忙しいですから。7役、6役と演じる役の数が減れば検討したいな」と笑顔を見せる。
市村とプライベートでも仲がいいというウエンツ。共演は今回が初だと言う。「僕が初めて日生劇場に立ったとき、市村さんからもらった励ましのメールを今でも覚えてます」としみじみ語ると、市村が「俺も今すごく不安だからアドバイスちょうだい」と絡み始める。考えた末にウエンツは「……がんばれよ」と返し、会見場は笑いに包まれた。
柿澤は「ストーリーは難しくないので、何も考えずに楽しんでいただければと思います。Wキャストのウエンツくんとの違いも楽しんでもらえれば」と挨拶。Wキャストが初めてだと語るウエンツが「柿澤くんとの演技の違いが自分でも楽しみです。柿澤くんは大先輩なので……」と持ち上げると、柿澤から「裏では『お前』とか言ってるじゃん!(笑)」と返される一幕も。2人の仲の良さをうかがわせた。
公演は、明日4月8日から30日まで日生劇場にて。当日券は各公演回とも、10:00より日生劇場窓口にて、先着順で販売される。その後、5月4日から7日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、5月12日から14日まで福岡・キャナルシティ劇場、5月19日から21日まで愛知・愛知県芸術劇場と巡演する。
ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」
2017年4月8日(土)~30日(日)
東京都 日生劇場
2017年5月4日(木・祝)~7日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2017年5月12日(金)~14日(日)
福岡県 キャナルシティ劇場
2017年5月19日(金)~21日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場
脚本・歌詞:ロバート・L・フリードマン
音楽・歌詞:スティーブン・ルトバク
原作:ロイ・ホーニマン
翻訳:徐賀世子
訳詞:
演出:
出演:
※寺崎秀臣の「崎」は、たつざきが正式表記。
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