杉本博司が企画・監修の新作能「利休ー江之浦」静岡MOA美術館でプレビュー

新作能「利休ー江之浦」が2月12日に静岡・MOA美術館 能楽堂にてプレビュー公演を行う。

現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之率いる新素材研究所が改装を手がけ、2月5日にリニューアルオープン予定のMOA美術館。その開館記念公演として上演されるのが本作だ。公演を主催する小田原文化財団が2017年秋に新たにオープンさせる文化施設「江之浦測候所」の建設地・江之浦には、豊臣秀吉が小田原攻めの際に千利休に命じて結ばせた茶室、天正庵跡がある。そのことに着想を得た杉本が、本作の企画・監修を手がける。利休役は浅見真州が、細川忠興役は観世銕之丞が演じる。

なお本公演は、今回のスペシャルプレビュー公演を経て、ニューヨークのジャパンソサエティ創立110周年記念特別企画「NOH～Now II」シリーズにて上演予定だ。