鴻上尚史、舞台初主演の山本涼介に「この作品をきっかけにさらに成長して」

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鴻上尚史のプロデュースユニット・KOKAMI@networkの新作「サバイバーズ・ギルト&シェイム」が、本日11月11日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕。初日公演を夜に控える中、同劇場にて報道陣向けのフォトコールが行われ、キャストの山本涼介南沢奈央片桐仁と、作・演出の鴻上が囲み取材に応じた。

KOKAMI@network vol.15「サバイバーズ・ギルト&シェイム」フォトコールより。

KOKAMI@network vol.15「サバイバーズ・ギルト&シェイム」フォトコールより。

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タイトルの「サバイバーズ・ギルト&シェイム」とは、戦争や災害、事故で生き残った者が亡くなった人を思い、生きていることに対して感じる罪悪感や羞恥心のこと。本作では戦争を生き延びたことにより葛藤する、ある青年の姿が描かれる。

KOKAMI@network vol.15「サバイバーズ・ギ、ルト&シェイム」フォトセッションの様子。左から鴻上尚史、南沢奈央、山本涼介、片桐仁。

KOKAMI@network vol.15「サバイバーズ・ギ、ルト&シェイム」フォトセッションの様子。左から鴻上尚史、南沢奈央、山本涼介、片桐仁。[拡大]

鴻上は本作について「僕は現代作家なので、現代で今みんなが一番感じている事、今まさにこの現代にあっている事と思い、このテーマを選び、作品を作りました」とコメント。自身が戦死していると思い込んでいる主人公の青年役を演じる山本には「若くてたくさん伸びしろがあるので、この舞台をきっかけにさらに成長してくれると思います」と期待を寄せた。

KOKAMI@network vol.15「サバイバーズ・ギルト&シェイム」フォトコールより。

KOKAMI@network vol.15「サバイバーズ・ギルト&シェイム」フォトコールより。[拡大]

その山本は「主演は初めてなので、オファーされた時とても驚いたし責任感や不安を感じました。自分と同い年で等身大の役なので、あまり作りこみすぎず、その時の思いを大事に演じていきたいです」と意気込む。一方で「南沢さんとハグするシーンが結構あるんですけど……その度にすごく緊張します(笑)」と打ち明けるひと幕もあり、鴻上から「中学生かよ!」とツッコミを受けていた。

南沢は山本を見つめながら「役柄でも、俳優という意味でも、山本さんの先輩にあたるので、舞台でもグイグイと引っ張っていきたいです」と頼もしい発言。そんな2人の様子に、片桐は「山本さんも南沢さんも、すごく素直で良い子で、それはなぜかというと、家族と一緒に実家に住んでるからかなと。この舞台は『家族』がテーマなので、とても良い経験をさせてもらいました」と語った。公演は12月4日まで。

山本涼介コメント

主演は初めてなので、オファーされた時とても驚いたし責任感や不安を感じました。自分と同い年で等身大の役なので、あまり作りこみすぎず、その時の思いを大事に演じていきたいです。120分間テンポよくずっと笑える作品です。「サバイバーズ・ギルト」という言葉を知らない人にもこの舞台をきっかけに知ってもらい、悩んでいる人達に一歩前に進むきっかけになれば良いと思っています。

南沢奈央コメント

役柄でも、俳優という意味でも、山本さんの先輩にあたるので、舞台でもグイグイと引っ張っていきたいです。この舞台のお話を頂いてから、この舞台についてずっと考えてきました。山本さんは思った以上に背が高く、頼りがいがあるので、共演していて安心です。

片桐仁コメント

初日というのがまだピンときませんが、面白いところがたくさんある舞台なので楽しみながらやりたいです。山本さんも南沢さんも、すごく素直で良い子で、それはなぜかというと、家族と一緒に実家に住んでるからかなと。この舞台は「家族」がテーマなので、とても良い経験をさせてもらいました。

鴻上尚史コメント

「サバイバーズ・ギルト」という言葉は、災害や戦争などで生き残った人が罪悪感を感じてしまうという意味。日本ではまだなじみがないけれど、災害や戦争に限らず、自己や災害などでも誰しもがこの感情を抱いているのではないかと思います。僕は現代作家なので、現代で今みんなが一番感じている事、今まさにこの現代にあっている事と思い、このテーマを選び、作品を作りました。主演の山本君は若くてたくさん伸びしろがあるので、この舞台をきっかけにさらに成長してくれると思います。

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KOKAMI@network vol.15「サバイバーズ・ギルト&シェイム」

2016年11月11日(金)~12月4日(日)
東京都 紀伊國屋ホール

作・演出:鴻上尚史
出演:山本涼介南沢奈央伊礼彼方片桐仁 / 大高洋夫長野里美

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あやこ @aYa_Ko_3

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