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平幹二朗が82歳で逝去、平岳大と藤原竜也がコメント

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平幹二朗が10月22日に逝去した。82歳だった。

平は1933年11月21日、広島県広島市生まれ。俳優座を経て浅利慶太演出「ハムレット」や故・蜷川幸雄演出「王女メディア」「NINAGAWAマクベス」などに出演。1998年には紫綬褒章を、2005年には旭日小綬章を受章。このほか、菊田一夫演劇大賞、読売演劇大賞最優秀男優賞などを受賞している。自身が主宰する幹の会ではシェイクスピア全作品の上演をライフワークとし、演出も手がけていた。

最後の舞台出演となったのは、10月9日まで東京、茨城、大阪を巡演した「クレシダ」。1630年代のロンドン・グローブ座を舞台に、若手俳優の演技指導者となったかつての名優シャンクを演じた。また2017年3月には、ストリンドベリ作の「死の舞踏」に出演する予定だった。葬儀、告別式などの詳細については、決まり次第所属事務所の公式サイトで発表される。

なお平の長男で俳優の平岳大は、自身の所属事務所の公式サイトにて「子供の頃、長い間、父と会わないでいる時間がありました。私が俳優になってからは、その失われた時間を取り戻すように、先輩として、演技の師として、そして父として濃密な時間を過ごすことができました」とコメント。蜷川幸雄が演出した舞台「ハムレット」などで平と共演した藤原竜也は「俳優とは孤独なものだと教えてくれた人でした。平さん、天国でまた蜷川さんと芝居しますか」と追悼している。

※記事初出後に正式な命日が発表され、修正致しました。

平岳大コメント

この度は、父 平幹二朗の突然の訃報でお騒がせ致しまして誠に申し訳ございません。10月22日より本人と連絡が取れなくなり、翌日自宅を訪ねたところ、浴槽で穏やかに眠っている父を見つけました。
この度の事で番組関係者、舞台制作関係者様に多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。父が俳優として恵まれた人生を送れたのも、偏に皆様との出会いによるものだと感謝致しております。
子供の頃、長い間、父と会わないでいる時間がありました。私が俳優になってからは、その失われた時間を取り戻すように、先輩として、演技の師として、そして父として濃密な時間を過ごすことができました。
生前、親交をもたせて頂いた方々、ファンの皆様、心より御礼を申し上げます。

尚、葬儀、告別式につきましては、詳細が決まり次第ご報告させていただきますが、私の会見等は行わず、この書面にて代えさせていただきますこと、ご理解ください。何卒宜しくお願い申し上げます。

藤原竜也コメント

こんなにも突然、また演劇の宝が逝ってしまい、悲しいです。
俳優とは孤独なものだと教えてくれた人でした。
平さん、天国でまた蜷川さんと芝居しますか。
あんなに元気だったのに、平さん、ショックです。
ゆっくり休んでください。

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