映画「
中村義洋が監督を務めた映画「殿、利息でござる!」は、磯田道史の著作「無私の日本人」の一編で、江戸時代の実話をもとにした「穀田屋十三郎」の映画化作品。困窮する宿場町で千両を集めて殿様に貸し出し、その利子で人々を救おうと立ち上がった男たちの奮闘を描く。
阿部は、劇中で扮する主人公・穀田屋十三郎として着物姿で登場。まずは場内の観客に向かって、「楽天Koboスタジアム宮城にお越しの皆さま、こんにちは! 穀田屋十三郎です。私は約250年前の江戸時代、仙台藩・吉岡宿、今でいう大和町に実在した人物です」と自己紹介する。さらに「殿様にお金を貸して、その利息で町を救ったカッコいい男たち、9人の男たち、9人の男ががんばる……野球でございます! 僕は野球が大好きでございます! ありがとうございます。ハラハラドキドキしながら、最後には感動する、そんな映画ができあがりました。ぜひ皆さんご覧ください!」と語りかけた。
そしてマウンドに現れた阿部。大きくを足を上げて投げられたボールは、ノーバウンドで外角低めへ。それがキャッチャーミットに収まると、スタジアムは歓声に包まれる。投球後、阿部は楽天イーグルスのキャッチャー嶋基宏と固い握手を交わした。
その後行われた取材で、阿部は「なんか真っ白な感じでしたね、緊張して。でも嶋(基宏)さんがとても優しかったです。ナイスピッチング!と言っていただきました!」と振り返る。自己評価については「着物ですし、うまく投げられないかなと思っていたのですが、意外とちゃんと投げられました。練習のときより足が上がったのでびっくりしました! ……ってなんかヒーローインタビューみたいですごく緊張しますね(笑)」と話す。また自らの野球経験を聞かれると、「高校までやっていましたが、今回は着物にちょんまげですから関係ないです(笑)」と回答。最後に「この映画はとても感動して楽しめる話ですので、野球ファンの方をはじめ、宮城の方、そして全国の皆さんにも、たくさんの方々にご覧いただきたいです!」とアピールした。
映画「殿、利息でござる!」は、宮城県で5月7日に先行公開。5月14日より全国ロードショーとなる。
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