阿部サダヲが主演、
本作は、磯田道史の著作「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」をもとにした時代劇。江戸時代に年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため立ち上がった男たちの奮闘を描き、阿部のほか瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平、フィギュアスケート選手の羽生結弦が出演している。
これまで「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」「ポテチ」「みなさん、さようなら」など多くの中村作品に出演してきた濱田だが、そのナレーションを務めるのは今回が初。この発表にあたっては「これまでと違った形ではありますが、また中村組の作品に参加することが出来、とても嬉しかったです。そして、スタッフ、キャストの皆様が作り上げた映像に、最後に参加するというのは、新たな経験であり、責任感と緊張感がありましたが、いつものように中村監督と楽しく、そして真剣に、収録させて頂きました」とコメントを寄せた。また中村は「この映画には、僕の全てが詰まっている。なのに岳がスクリーンにいないというのが、どうにも淋しかった。ナレーション録りの作業は仕上げの最後の最後だったが、映画に岳の声が入って、思わず『ミッション、コンプリート!』とつぶやいてしまった」と話している。
「殿、利息でござる!」は、5月14日より全国ロードショー。
濱田岳 コメント
これまでと違った形ではありますが、また中村組の作品に参加することが出来、とても嬉しかったです。そして、スタッフ、キャストの皆様が作り上げた映像に、最後に参加するというのは、新たな経験であり、責任感と緊張感がありましたが、いつものように中村監督と楽しく、そして真剣に、収録させて頂きました。現場に居なかった自分でも、映像からこの作品の楽しさや素晴らしさが伝わってきました。是非多くの皆様に観て頂けたらと思います。
中村義洋 コメント
昔から大好きな映画で、今回も参考にと観直した川島雄三監督の『幕末太陽傳』では、スケジュールの都合で出演できなかったという川島組常連の加藤武さんが、冒頭のナレーションを担当している。そんな大巨匠と自分を比べることなど甚だおこがましいが、今回どうしても、岳には何かやってほしかった。何せ、仙台藩の映画である。そもそもの始まりが2006年の「アヒルと鴨のコインロッカー」の撮影からで、岳とはその後、何度仙台を訪れたか分からない。この映画には、僕の全てが詰まっている。なのに岳がスクリーンにいないというのが、どうにも淋しかった。ナレーション録りの作業は仕上げの最後の最後だったが、映画に岳の声が入って、思わず「ミッション、コンプリート!」とつぶやいてしまった。
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