2014年春に京都・京都四條南座で初演された市川海老蔵特別公演「源氏物語」では、歌舞伎と能とオペラという斬新な取り合わせを「源氏物語」の世界で表現。満を持しての第2弾では、「源氏物語」に登場する女性の中でも最も人気が高いと言われる朧月夜との恋から「須磨」「明石」の巻を中心に、物語が構成される。
上演に際し海老蔵は、「光源氏を演じるうえで表現したいのは前回同様“心の闇”。そして日本四季の美しさをこの『源氏物語』で表現していきたい」と力強く意気込みを語った。また前回に続き脚本を担当する今井豊茂は「続編ではありますがひとつの作品として楽しんでいただけるものに仕上がる予定。前半はオペラと歌舞伎、後半は能と歌舞伎で見せていくという構成で考えています」と、構想中の内容に触れる。
また今回が京都劇場初出演となる海老蔵。「京都にもぴったりの演目だと思うので、文化に触れてもらうきっかけになれば。アクセスのいい京都駅で途中下車していただいて、新しいお客様にもぜひご覧いただきたい」とアピールした。
市川海老蔵特別公演 源氏物語 第二章 ~朧月夜より須磨・明石まで~
2016年4月6日(水)~16日(土)
京都府 京都劇場
出演
片山九郎右衛門
観世喜正
市川九團次
市川ぼたん
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