山崎皓司

ケイコレ〜稽古着ファッションをお届け〜 Vol.72 [バックナンバー]

山崎皓司の、生き方にもつながる稽古着選び

“いつもジャージー”にこだわるのは、自分への戒め?

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ステージで輝くアーティストたちの舞台裏での“素”の姿を見せてもらう、ステージナタリーのファッションコラム「ケイコレ」。この連載では、本番に向けて稽古に励む俳優たちが、自身の稽古着姿を数日間にわたって披露する。

第72回には、1月22日に開幕を控えたSPAC「夜叉ヶ池」に出演する山崎皓司が登場。所属する快快(FAIFAI)では、ゴリラの着ぐるみを着たパフォーマンスや、身体性を生かした大胆な演技が魅力の山崎だが、近年は地元・静岡でSPACの多彩な舞台に立っているほか、狩猟や農業、養蜂などを行いながら、“生活丸ごと俳優”として新たな道を切り拓いている。そんな山崎が愛用するのは、オン / オフ一貫した黒ジャージー。そこには、彼の生き方にも通じるこだわりがあって……。

Day1

静岡芸術劇場の前でパシャリ。足元はゴールドのブラックバス!

静岡芸術劇場の前でパシャリ。足元はゴールドのブラックバス!

基本的に僕は普段も稽古もadidasのジャージーです。制服というか、よく言えばスティーブ・ジョブズ的な考えというか。あと「いつもadidasのジャージー着ているやつ」と僕の生活圏内で認識されることで、普段からいつ人に見られても恥ずかしくない生き方をしようという自分への戒めでもあります。SPACではトレーニングがあり足袋を履くので、皆のサンダルと紛れないようにブラックバスのデザインです。

Day2

山崎のスタイルの良さが引き立つadidasの細身ジャージー。

山崎のスタイルの良さが引き立つadidasの細身ジャージー。

同じくadidasのジャージーですが、実は1日目とは違い、これは“ベッケンバウアー”(1日目は“ファイヤーバード”)。生地が硬めで、細身なので、動きづらいです。誰も気付かないですが、ちゃんと洗濯して着回しています。そして、“こーじ=ジャージー”のイメージが付き、衣裳がジャージーになることが多々あります。

Day3

衣裳も山崎自身も、静岡芸術劇場の空間にすっかりなじんでいる。

衣裳も山崎自身も、静岡芸術劇場の空間にすっかりなじんでいる。

衣裳です。今回参加している作品は再演なので、実は稽古初日から着られる状態でした。稽古初日から劇場で、衣裳、照明、音響、美術、すべて込みでやれるってほんとぜいたく。地元が静岡で、そこにSPACがあってありがたいです。

稽古着におけるこだわりは?

セットアップ。使い捨てず、破れてもアップリケとか付けておじいさんになるまで着続けたいです。

「稽古着おしゃれだな!」と思う共演者は誰ですか?

三島景太さん。いつから着てるんだろうってくらいテロテロなものを着ていたりして、時代的にはサステナブルで真のおしゃれなんじゃないかと思います。普通に答えると小長谷勝彦さん。何か粋な感じがします。

いつか手にしたい憧れの稽古アイテムは?

ベンチコート。昔から映画の現場とか、芸能人のイメージがあって、自分レベルには敷居が高いという感じがしていたけれど、SPACでは公演数が多かったり、レパートリーの衣裳として代々引き継がれているお宝的な衣裳とかがあって、喫煙者として必須です。

SPAC「夜叉ヶ池」で特に注目してほしいのはどんなところ?

SPAC「夜叉ヶ池」チラシ

SPAC「夜叉ヶ池」チラシ

音楽の生演奏。今回僕はずっと楽器の演奏をしています。SPACに関わる際、40歳手前から楽器の演奏を始めるのはちょっと……と思っていましたが、やってみたら同じ舞台上だし俳優とまったく別のものではないんだと感じます。グルーヴが生まれると高揚します。願わくば耳が良くなって、演技もうまくなったらと思っています。

プロフィール

1982年静岡県掛川市生まれ。劇団快快(FAIFAI)のメンバー。快快以外では、田村友一郎、多田淳之介、杉原邦生、篠田千明、糸井幸之介、悪魔のしるし、木ノ下歌舞伎、鳥公園、範宙遊泳、ヌトミックなどの作品に出演。2019年から活動拠点を東京から静岡県掛川市に移し、何でもできる百姓を志して、俳優、狩猟、農業、養蜂、人の仕事の手伝いなどをしながら、世界平和への道を模索している。

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