ライブが始まる前には、会場に設置されたモニターで各メンバーがそれぞれ監督を務めたMASAKI、TAKUMI、RYUJI、To-iのイメージ映像が上映される。観客が愛嬌たっぷりの4パターンの映像を楽しんだところで、ステージにDISH//の4人が登場して1曲目「TENKOUSEI」から勢いよくライブをスタートさせた。4人は舞台上を所狭しと駆けまわったり、より前方へ歩み寄ってファンとコミュニケーションを取ったりとのっけからハイテンションなパフォーマンスを繰り広げる。ファンも4人のパワーに呼応するように、大きな声援を送ってライブを盛り上げた。
メンバーも観客もタオルを回した「東京バイブレーション」が終わると、ここで恒例の自己紹介タイムへ。手拍子と足踏みで作り出すリズムに乗せた1人ひとりの自己紹介が終わると、今回のツアーでソロ曲を勝ち取ったメンバーの発表が行われる。これはツアー中にメンバーがさまざまな競技で勝負を行い、勝者となった1名にソロ曲が与えられるという企画で、判定の結果RYUJIがトップに輝く結果となった。スタッフから王冠とマントを受け取ったRYUJIは「まさか(1位を)取れると思ってなかったからビックリしてます!」とうれしそうに笑い、どんな曲がいいか尋ねられると「夏だから盛り上がれる曲とかどうかなあ。できあがったらみんなで一緒に盛り上がろうね!」とファンに呼びかけた。
「I Can Hear」のカップリング曲「こくっちゃえっつーの!」、2ndシングル「ピーターパンシンドローム」を続けて熱演した彼らは、盛大なDISH//コールを煽って会場中に一体感を生む。そして最後に披露したのはテレビ東京系アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」のエンディングテーマ「I Can Hear」。曲の終盤で突然音楽が止まるというハプニングが起こるも、4人は動じることなくアカペラで歌いきってピンチを切り抜けた。
ライブ終了後に行われた囲み取材では、TAKUMIがライブの感想について「たくさんのファンの方に集まっていただいて僕らもテンションが上がりました。武道館が目標なんですけど、着実に進んでいってるんだなと実感しました」とコメント。「I Can Hear」でのハプニングについてTo-iは「これまでもDJの台が倒れたり、マイクの音が入らなかったりしたことがあったので、経験の積み重ねで対処できたんだと思います」と語り、MASAKIも「ファイナルなのでこのままで終わらせたくなかった」とアクシデントを振り返った。また目指しているグループは?という質問では、To-iが「楽器を持って歌ってるので、ほかに目標にする人がいない。自分たちのオリジナルを作っていきたいです」と意欲的な姿勢を見せた。
また7月13日に東京・原宿クエストホールで開催予定の単独公演「『オールスラッシャー感謝祭』'13 夏 一回表」が完売したことを受け、8月3日に追加公演「『オールスラッシャー感謝祭』'13 夏 一回裏」が行われることも決定した。詳細は後日発表されるのでファンは続報を楽しみにしておこう。
DISH//「『I Can Hear』発売記念『ソロ曲争奪!~ぼくらの約2ヶ月間戦争~』」2013年6月23日第1部セットリスト
01. TENKOUSEI
02. 踊らにゃソン!Song!
03. 東京バイブレーション
04. こくっちゃえっつーの!
05. ピーターパンシンドローム
06. ザ・ディッシュ~とまらない青春 食欲編~
07. I Can Hear
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