このライブは3カ月連続で催される入場者制限付きライブの第3弾で、この日は学生を対象とした公演。当日は若い世代のファンが会場に集い、フレッシュな空気がフロアに漂っていた。
オープニングSEが鳴り響き歓声が沸き起こる中、茂木欣一(Dr)が1人でステージに現れる。茂木はいきなりドラムソロを披露したのち、「みんな若いなあ。ちょっと顔が見えるけどツヤがすげえな」と客席を観て感想を述べる。その後茂木がドラムソロと観客とのトークを織り交ぜたユニークなオープニングを展開する中、メンバーがステージに勢揃いしてライブ本編をスタートさせる。最初のMCで谷中敦(B.sax)は「今日までの人生の中で一番の大騒ぎをしてほしい。むちゃくちゃ暴れてほしい。闘うように楽しんでくれよ!」とオーディエンスを熱狂へと誘った。
ライブ終盤で茂木が「今日誰かドラム叩きたいやつはいるか?」と客席に呼びかけると、勇気ある男子がステージに上がり茂木に代わってスカビートを刻みだす。GAMO(T.sax)がドラムにあわせてセッションをスタートさせると、呼応するように場内はヒートアップ。セッション終了後、茂木はステージを降りた男子に「オレが調子悪いときはよろしくな!」と声をかけた。本編ラストでは「Pride of Lions」が演奏され、フロアはさらなる熱気に包まれた。
アンコールでは谷中が「今日は来てくれてありがとう。楽しんでくれてありがとう。盛り上がってくれてありがとう。叫んでくれてありがとう。踊り狂ってくれてありがとう」と観客に対し熱く感謝の気持ちを表す場面も。この後鳴らされた「All Good Ska is One」ではフロアのすべての学生が肩を組み、場内の一体感が一気に増した。この日の最後には「スキャラバン」が披露され、盛り上がりの中でライブは幕を閉じた。
なお東京スカパラダイスオーケストラは5月に東名阪ツアー「新たなる欲望」を開催し、7月3日にはニューアルバム「Diamond in your heart」をリリースする。アルバムはCD盤とCD+DVD盤の2形態で発売され、DVDには2012年7月に東京・国立代々木競技場第二体育館で行われたツアー「Walkin'」最終公演の模様が収められる。
新たなる欲望
2013年5月11日(土)愛知県 名古屋CLUB DIAMOND HALL
2013年5月12日(日)愛知県 名古屋CLUB DIAMOND HALL
2013年5月17日(金)東京都 SHIBUYA-AX
2013年5月18日(土)東京都 SHIBUYA-AX
2013年5月22日(水)大阪府 なんばHatch
2013年5月23日(木)大阪府 なんばHatch
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- TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA
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音楽ナタリー @natalie_mu
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