チームしゃちほこ地元で2度目の単独「泣いてないです!」

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愛知・名古屋を拠点に活動するチームしゃちほこが、地元のライブハウスZepp Nagoyaにて5月3日にワンマンライブを開催した。

泣いてない伊藤千由李。

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「ハーッ!」とポーズを決めるチームしゃちほこ。

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新曲「首都移転計画」では秋本帆華を中心とした大技を披露。

新曲「首都移転計画」では秋本帆華を中心とした大技を披露。

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新曲「マジ感謝」のラストシーン。

新曲「マジ感謝」のラストシーン。

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アンコール最後の「乙女受験戦争」では「轟けバズーカ砲!」の歌詞にあわせて6色のテープが飛んだ。

アンコール最後の「乙女受験戦争」では「轟けバズーカ砲!」の歌詞にあわせて6色のテープが飛んだ。

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今回のライブに向け、5月1日には東京・Zepp Tokyoを舞台に“公開リハーサル”を行った彼女たち。公開リハとは言いながら、名古屋での“本番”と変わらぬ舞台セットを組み、数カ所リハーサル風の演出を挟んだだけの本格的なパフォーマンスで笑いあり涙ありのステージを繰り広げた。そして迎えた“本番”当日。会場にはZepp Tokyoと同様に大きなステージセットと花道が用意され、フロアは花道を取り囲むように集まった大勢のファンですし詰め状態に。「人間50年 アイドル5年 尾張名古屋に しゃちほこあり」のセリフで始まるおなじみの出囃子が鳴り響くと、観客は一糸乱れぬかけ声で盛り上がる。セット中央のふすまから登場した6人は、まずステージで円陣を組み気合いを入れる。舞台の幕開けを飾るオープニングナンバーは「乙女受験戦争」だ。

続いて歌われたのは、地元名古屋の大先輩・SEAMOが楽曲提供した新曲「首都移転計画」。これはエレクトロなダンスビートに乗せて「首都変えてみそ」とゆるやかに首都移転をアピールする型破りな楽曲で、チームしゃちほこはこの曲を引っさげ6月19日に“日本先行メジャーデビュー”を果たすことが決定している。なおSEAMOはこの日会場まで応援に駆けつけており、「首都移転計画」に関するMCの際には2階席からメンバーと観客に笑顔で挨拶した。またこの楽曲ではダンスの振り付けを、Perfumeの振り付けで知られるMIKIKOが手がけていることも明らかに。これまでとは少し違ったキレのあるダンスと間奏に差し込まれる秋本帆華のアクロバティックな動きが目を引く。今後のステージでは歌声のみならず6人のダンスにも注目しておこう。

男性シンガー・富永TOMMY弘明のボーカルが大半をしめる異色の新曲「サマラバ」、名古屋の魅力を詰め込んだ「いただきニッポン!~おみそれしましたなごやめし~」を歌ったあとは、メンバーが3人ずつ2組に分かれてトーク&衣装替えに。和洋折衷な新衣装からTシャツ&ハーフパンツ姿に着替えた6人は、ここで新曲「そこそこプレミアム」を披露。さらに「ピザです!」「トリプルセブン」と勢いのあるナンバーを畳み掛けた。そして花道の先に設置されたサブステージに集合すると、「1年と半年前、私たちはこの曲で始まりました」という帆華の言葉に続き、インディーズデビューシングルから「ごぶれい!しゃちほこでらックス」と「恋人はスナイパー」を心を込めて歌い上げた。そして最後は伊藤千由李が「今年の私たちの目標は、まだまだな歌やダンスから、そこそこになることです。世界にはばたいて見せます!」と力強く宣言し、前向きな思いを込めて「もーちょっと走れ!!!」を熱唱。会場内には熱い歓声と拍手がこだました。

アンコールを受け再度ステージに上がった6人は新曲「マジ感謝」と4つ打ちのディスコナンバー「でらディスコ」、そして最後にもう一度「乙女受験戦争」を歌おうとするが、「乙女受験戦争」冒頭の立ち位置にスタンバイしたところで、会場には別の音楽が流れ始める。動揺するメンバーの背後からは、おもむろにチームしゃちほこの店長こと長谷川マネージャーが登場。過去の流れから「店長の登場=サプライズ発表」を理解している6人は逃げ回ったり、店長が立つステージ奥のふすまを閉めようとしたりと大パニックに。店長はメンバーをサブステージに誘導すると「今日はがんばったみんなにプレゼントをしたいという人が来ている」と説明し、2階席を見るように告げた。そこに立っていたのはテレビ朝日の貫井氏で、彼が東京土産として用意したのは「たまたま空いていた」という7月28日の東京・日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブ。驚きのあまり呆然とするメンバーだったが、2階席からはさらに「ちょっといいですかー!」という声が。今度はメーテレでチームしゃちほこの冠番組「ゆるしゃち」を担当する新村氏が「地元名古屋としても負けてられない」と、これまた「たまたま空いていた」8月18日の愛知・名古屋国際会議場センチュリーホールでのワンマンライブをプレゼントすると報告した。キャパ3000人の日比谷野音と、数々のスターが舞台に立った地元の大会場。夏のライブが一気に2つ決定し、メンバーはとまどいながらも抱き合って大喜び。弾みをつけるべく、仕切り直しの「乙女受験戦争」を全力で歌い踊った。

最後は6人それぞれ一言ずつ感想を述べていく。大黒柚姫はZepp Tokyo公演で感極まりライブ中に号泣してしまったが、今回のステージでは終始笑顔。「よく取材で『しゃちほこがほかのアイドルに負けないところは?』って聞かれるんですけど、私はいつも『新陳代謝』って答えるんですよ。でも柚姫が本当に言いたいことは、しゃちほこがほかのアイドルさんと違うところは、ファンの人がルールを守って本当に優しいことと、笑顔であふれていることと、仲がいいこと。それが私たちチームしゃちほこの自慢です」とファンに感謝の思いを届けた。そして伊藤千由李が「ここで宣言したいと思うんですけど」と前置きをすると観客席からはどよめきが。「いつもこういう景色を見ると感動して……まだ泣いてないですよ。日比谷なんとかとセンチュリーホールがあるけど、そこを通り越してガイシホールに立つまで泣かないから! この景色が大好きで、これからもこういうステージに立っていたくて。だからこれからも付いてきてください。泣いてないです!」とボロ泣きしながら宣言した。

チームしゃちほこは明日5月6日に、今回のライブの“打ち上げおよび反省会”として、大阪・Hep Osaka(正式名称はHEP HALL)にて「チームしゃちほこ World Premium Japan Tour 2013 ~見切り発車は蜜の味~」の最終公演を行う。

チームしゃちほこ World Premium Japan Tour 2013 ~見切り発車は蜜の味~
2013年5月3日(水)愛知県 Zepp Nagoya公演 セットリスト

01. 乙女受験戦争
02. 首都移転計画(※初披露)
03. ザ・スターダストボウリング
04. お願い!unBORDE
05. サマラバ
06. いただきニッポン!~おみそれしましたなごやめし~
07. そこそこプレミアム
08. ピザです!
09. トリプルセブン
10. ごぶれい!しゃちほこでらックス
11. 恋人はスナイパー
12. もーちょっと走れ!!!
<アンコール>
13. マジ感謝
14. でらディスコ
15. 乙女受験戦争

チームしゃちほこ World Premium Japan Tour 2013 ~見切り発車は蜜の味~

2013年5月1日(水)東京都 Zepp Tokyo
2013年5月3日(金・祝)愛知県 Zepp Nagoya
2013年5月6日(月・祝)大阪府 Hep Osaka(正式名称はHEP HALL)

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うすやま @usuqui

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